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理系・文系を重ねて見る光景は
勝海舟「これでオシマイ」
やっぱり幕末物は面白くて「西郷どん」も見てしまうなあ。
しかし、幕末ともなれば非業の死も続きます。その思いたるやいかに。
さて、坂本龍馬、勝海舟、桂小五郎、岩倉具視なども続々と登場してきましたが、僕は民放でもやっていた子母沢寛の「父子鷹」「おとこ鷹」なども見ていたから勝海舟が好きだった。
こちらは若き日の勝麟太郎(のちの勝海舟)と、その父で破天荒な無頼漢として知られた勝小吉の父子を描く物語で、親子そろって魅力的な傑物なのだった。
やはり、ぼくの好きな作家山田風太郎は忍法帖のあと明治モノを描くのだけど、幕末から明治にかけてはほんとうに面白い時代で、名もなき者も含めて描きたい人物がいっぱいいたのだろうなあ。

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山田風太郎は当時あった大衆小説誌「問題小説」に「人間臨終図鑑」というなかなかに奇書ともいうべき連載をし、のちにハードカバー美装箱入りの上下巻で発売された。
もちろん買ったのだが読み通してみると、まさに古今東西の偉人から市井の人まで、15歳から121歳までの最期のときが描かれている。
若く死す人もあれば100を超えての大往生もあるけれど、いずれにしても誰にも死は訪れる。
よって、風太郎先生「性の快楽と死 の苦痛はみな平等である。しからば、なぜそれ以上の平等を求める必要があるのだろうか」と達観するのだが、なかなか…ねえ。
さて、その最後の言葉、みなほんとうに興味深いのだけど、山田風太郎が臨終の言葉の最高傑作と挙げたのが「勝海舟」だった。
西郷どんや龍馬の劇的な最期はよく知られるところだけど、明治まで生きた海舟のその最後の言葉は「これでオシマイ」。
最期まで人を食ったような傑物だったのだ。
篤姫もまたそれは見事な人生を終えています。
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