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理系・文系を重ねて見る光景は
感染抑制は心情的配慮か、数理論的抑制か、それとも
今年の冬の訪れは早く、インフルエンザも心配されるところだけど、ワクチンの不足も心配されているらしい。
早めに接種しておいたほうが安心だけど、本当に不足という状況になれば接種の優先順位も検討されるのかもしれない。
その場合、おそらく重症化しやすい持病の持ち主や妊婦、子供というもっともな優先順位になりそうだけど、エール大学の研究グループから意外な?試算も発表されているという。
それによれば、5~19歳の通学年齢の子供とその親の世代にあたる30~39歳の成人に優先接種すると、最も感染者も死者も少なくなるというのだ。

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どうも老若男女などに関係なく、環境的に感染者を広げやすい人に優先接種することで、結果的に他の人も守られるということなのだが、それはその通りなのだろうけれど、心情的には少し抵抗もあるような気もするから、この施策を日本で通すのは簡単ではないかもしれない。同様の設定での各シュミレーションのなかでダントツの抑制効果らしいのだけど、心情的にはやはり目前の身体的弱者の優先を配慮してしまいそうですね。
なぜその人たちより、いちばん体力がありそうな30~39歳の成人となるのか、そのほうが最終的に感染者、死者が減少すると言われても目前の弱者を差し置いてはなかなか難しい。
トリアージ 救命の優先順位だって悩める部分が多いのに、いわば病人より体力のある健康人を優先するということにもなりますからね。
まあ、ワクチンで予防してもウイルスは常に変異、耐性をもって再登場してきます。
タミフル耐性ウイルスはすでに広がり、抗生物質により克服に向かうかと思われた結核も超多剤耐性菌が生まれてしまった。
フラットでグローバルな世界は一見、均一で公平、安心で豊かな社会を招くけど、また、その破局も均一で公平、つまり壊滅的になりかねないように優先順位も一見公平な原則に従っているとやはり破局も均一で公平、つまり壊滅的になるのかもしれない。
生物でも産業でも文化でも、一見不合理なものもあると思うけど、そのほうが実は多様で豊かなものを生み、守るということもあるかもしれず、果たして平板な効率を求めるだけでもなく、またグローバリズム的な2元論的なものだけではどうなのか、さまざまな考え方があるということは知っていたほうがいいのだろうなあって。
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テーマ:医療・病気・治療 - ジャンル:心と身体

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