理系・文系を重ねて見る光景は
勝ち組には分からない!?「うらおもて人生録」
明けましておめでとうございます。
大晦日は先ほど終わったばかりの紅白(白組の優勝、ひふみん深夜なのに意外に大丈夫そうだなあ)など夜更かしも仕方ないけど、そうでなくても眠くてしようがないときがありますね。
学生の頃、よくその言い訳に使ったのがナルコレプシー(眠り病)で、まあ、僕は他にも綿ふき病、舞踏病など不謹慎にも奇病好きなのだけど、奇病といってもナルコレプシーは日常の怠惰と判別が付けがたいものだから、都合よくナルコレプシー、病気なのだと広言していたときがあった。
このナルコレプシーなる便利な?病名を知らしめてくれたのが色川武大(別名 阿佐田哲也)で、よく知られるようになったのはやはり「麻雀放浪記」からだと思うけど、和田誠監督で映画化もされ、こちらも傑作だった。

そんな色川武大の「うらおもて人生録」は「勝てばいい、これでは下郎の生き方だ…。いくたびか人生の裏街道に踏み迷い、勝負の修羅場もくぐり抜けてきた。そこで学んだ生きていくうえでの魂の技術とセオリー」を静かに語った名著とあるように、裏街道はともかく、さまざまに踏み迷う我ら劣等生のバイブルでもあります。
大相撲でクンロク大関(9勝6敗が多い力士)という揶揄するような言い方があるけど、意外に勝負のプロ中のプロなのかもしれない。勝つばかりの、表舞台にばかりいるような人にはわからないかもしれないけど。
いえ、特に今の大相撲界を揶揄する意図はありませんが。

04991559.jpg

うらおもて人生録 新潮文庫 色川武大/著

優等生がひた走る本線のコースばかりが人生じゃない。ひとつ、どこか、生きるうえで不便な、生きにくい部分を守り育てていくことも、大切なんだ。勝てばいい、これでは下郎の生き方だ…。著者の別名は雀聖・阿佐田哲也。いくたびか人生の裏街道に踏み迷い、勝負の修羅場もくぐり抜けてきた。愚かしくて不格好な人間が生きていくうえでの魂の技術とセオリーを静かに語った名著。

まあ、お正月にあまりお勧めする本でもないのだけど。 まあ、大相撲の関係者にでも。あ、いえいえ。
ということで、今年もうらおもて踏み迷いながらですがよろしくお願いいたします。
スポンサーサイト

テーマ:日本文化 - ジャンル:学問・文化・芸術

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック