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理系・文系を重ねて見る光景は
時の花の刹那、真の花の永遠
「やすらぎの郷」が拓いた団塊世代向けの「ドラマ」。
「トットちゃん」に続いて「越路吹雪」ですね。展開が妙に早いのも老年にさしかかろうとする時間の早さゆえなのだろうか。
どうやら続編?「やすらぎの刻~道」(脚本 倉本聰)も決まったらしいから、こういう枠も定着していくのだろう。
以前にも書いたのだけど、子供時代から老年までのあっという間の流れをみていると、「やすらぎの郷」で秀さんの言った「時の花」「真の花」という言葉を思い出す。

「やすらぎの郷」より。
「姫、九条摂子さん(八千草薫)はゴンドラの歌が好きだったそうです。(いのち短し 恋せよ乙女 朱き唇 褪せぬ間に 熱き血潮の 冷えぬ間に 明日の月日は ないものを)世阿弥の花伝書に従えば、若い時代の姫の美しさは彼の云ういわゆる“時の花”です。それに対して今の美しさは、幽玄を秘めた“真の花”です。今の方が自分は美しいと思います」(秀次)

どうなんでしょうね、「真の花」。人は果たして「時の花」を越えて「真の花」を見るものなのだろうか。
坂口安吾ですら「堕落論」のなかで、「~未完の美は美ではない。その当然堕ちるべき地獄での遍歴に淪落(りんらく)自体が美でありうる時に始めて美とよびうるのかも知れないが、二十の処女をわざわざ六十の老醜の姿の上で常に見つめなければならぬのか。これは私には分らない。私は二十の美女を好む」と書いていますからね。時の花は刹那の花だからなお愛おしいのだろう。
やはり倉本聡のドラマで「風のガーデン」というのがあって、こちらはほんものの花が多く出てくるのだけど、倉本聡オリジナルの?花言葉が秀逸で、僕のいちばんのお気に入りの花言葉はプルモナリア・ルイスパルマー(どんな花だ)の「早熟な乙女はわりとすぐ老ける」。
バーベナ・ハスタタ・ピンクスピアーズなんてのも「どうせあたいは田舎者、街の女にゃなれないの」で、「マイ・フェア・レディ」や何か宝塚の舞台でありそうな台詞のような気もして、宝塚版「風のガーデン貞三先生の花言葉365物語」などがあってもいいかもしれない。まあ、公演するならやっぱり「花組」でしょうね。

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花言葉が毎回添えられるといえば、「花の子ルンルン」というのもありますね。
これで花言葉を知ったり、覚えた人も多いでしょう。
クレマチス、タチアオイなど花言葉はもちろん、知らない花の名前もずいぶん教えてもらった。
もっとも名前だけで、実際には見たことないものも多い。
きんぽうげはわかりますね。
映画で「きんぽうげ」という作品があって内容はさっぱり覚えていないけど、一面の黄色いきんぽうげのなかに恋人たちがいるのだった。もっともきんぽうげは有毒植物だったりするらしいけど。
その花言葉は「無邪気」「子どもらしさ」。続いて「中傷」とあって、実際の花言葉も一筋縄ではいかない。
映画「ひまわり」も美しく切ない物語だったけど、あれは「時の花」(リュドミラ・サベーリエワ)「真の花」(ソフィア・ローレン)という暗喩をイメージしての「ひまわり」だったのだろうか。
ちなみに花言葉は「あこがれ」「あなただけを見つめる」「熱愛」「情熱」。
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テーマ:樹木・花木 - ジャンル:趣味・実用

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