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理系・文系を重ねて見る光景は
キャッシュレス時代、現金は時代遅れなのか
日本経済新聞が報じたところによれば、政府は消費税率の引き上げに合わせて「キャッシュレス決済した消費者へのポイント還元」などの経済対策を検討しているとし、中小小売店での商品購入時にキャッシュレス決済した消費者に対して、購入額の2%をポイントで還元するという。
確かに欧米やアジアはもちろん、またアフリカなどの新興国や発展途上国でもけっこう普及しているらしいのに、名だたる先進国日本では20%にも満たなくて日本政府は切歯扼腕たる思いらしい!?
まあ、グローバルな経済社会ではこの遅れは経済大国日本として危機感を覚えさせるのかもしれないけれど、便利だからといってなんでも不可視化するのはどうなのでしょう。北海道地震の大停電ではやはり電子マネーが使えず、現金がものをいったらしいけど、ぼくはやっぱりリアルに見えて、リアルに使う現金や店舗のほうがいいなあ。
新興国などでキャッシュレスが急速に進むのはいわば過去の文明・文化遺産が少ないからともいえ、まあ、近世までに先進国になりえている国って、それなりの文明・文化遺産を積み重ねての今があり、それゆえ、常に時代の先端を走り優位だったのだけど、インタネットやモジュールの時代はすべてを一度フラットにしてスタートを切るようなところがあって、場合によってはその積み重ねが重荷になることもあるのだろう。
日本の電柱なども明治以降、電話線や怪しげな有線なども付加されながら日本中に張り巡らされていたけど、最近はお洒落な街では地中化されて、見えなくなりつつある。怪しげなものも少なくとも見えてはいたのだが、アナログな技術は追いやられ、デジタルに不可視化されつつあり、もう個人ではどうしようもなくなってしまった。

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でもそういう技術基盤の上に通信は発達したのであり、それに伴う社会の長い時間をかけての成熟があり、いきなり成熟してしまったような国とは違いはやはりあるのだろう。どちらを良しとするのではなく、多様な歴史、過去も失ってはならないとも思うのだ。
昨日のブラタモリでも有田焼特有の花赤を作るには鉄さびを10年間もかけて日々、水を換え細かい粒子に仕上げるというからね。物理的、技術的にはもっと効率的にもできるだろうけれど、不純物が混じるなど他にも何かが違うのだろう。ましてや人や社会の成熟となれば。
ついでに言えば有田は碍子の発祥の街でもあって、有田焼など時間も贅も尽くした工芸品と技術とコストパフォーマンスにも優れた碍子を両立させた二刀流?は日本が世界に示すべき一つの姿なのかもしれない。
おっと、キャッシュレスの話だった。だいたい、日本で現金が自由に使えるのはどこでも自由に引き出せる環境があり、どこでも自由に使える店があまたあるという恵まれ成熟した生活環境があるからだ。
キャッシュレス化の推進理由に防犯というのもあるけど、日本ではよほど強盗や窃盗も少なく、むしろキャッシュレスのほうが仮想通貨の消失などはるかに莫大で、不可視なゆえの制限のなさ、モラルの希薄さと相まってよほど危険なにおいがする。
そろそろ、ありそうな地軸の転換や宇宙からの太陽風の巨大磁気嵐などに対しては大丈夫なのか。
危険なにおいといえば、死刑論議にも不思議なところがある。話が野放図に拡散しそうなので、少し整理して次回に続きます。

画像は「タッチ」最終回より。
電柱、電線、街路灯などの風景の中で幼少期からの思いを長い時間をかけてのち、ようやく達也は南に告白した。
26巻目のことだった。
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