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理系・文系を重ねて見る光景は
世界の中の剣道と武士道シックスティーン
韓国仁川で開催された第17回世界剣道選手権は、世界56カ国から約1200人の剣客と関係者が参加、国際大会にふさわしく観客席は各大陸から集まった剣道ファンで埋まった。
最も注目を集める男子団体の決勝戦は韓国-日本戦となり、日本が接戦の末2-1で勝利し、大会4連覇を果たしたが、拍手はなくブーイングでうまったらしい。
中央日報によれば韓国の先鋒パク・ビョンフンと中堅イ・ガンホが相手選手の頭部を正確に攻撃したが、得点を意味する審判陣の旗は上がらず、最後に出場した主将チョ・ジンヨンが個人戦優勝の安藤翔の頭部を手首を打撃しても得点が認められなかった。韓国代表チームのパク・ギョンオク監督は「試合後、親しい日本の記者が『恥ずかしくて申し訳ないという言葉しか出ない』と言って頭を下げた」と伝えた。
どうもこういう問題は毎年繰り返されているらしく、ビデオ判定の導入を求める声もあるけど、日本が主導する国際剣道連盟は判定の改革に消極的で、オリンピック種目入りを目指す動きにも消極的だという。

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僕は剣道を「俺は男だ!」とか「武士道シックスティーン」等のドラマや小説でしか知らないけど、以前、作家の奥田英朗が書いていたように、剣道は柔道よりも日本的な武道で、フェンシングなどと違い、単に面や胴に当てればよいものではなくて、ビシッと決まらなければならないという。
一応、当てたときの力強さや腰の入り方、姿勢が基準とされているらしいけど、国際化のなかにおけばビシッとでは無理でしょう。
さらに剣道には引き技というのがあって、引き技は2本続けて取らないという暗黙の了解があり、ようするに積極的ではないということらしく、このあたりも意味が分からないともなるだろう。
まあ、なにぶん、実践ではなく、書物的というかドラマや漫画、小説からの知識なのであまり当てになりませんが。
試合、勝負なのに勝ち負けだけではなく、それはおそらく日本に固有の武道のゆえに守られた特殊なルールなのだ。
ガラパゴス化は文化においてこそ顕著であり、オリンピックなど国際化を目指すのであればそれらを見直すことになり、ジレンマがあるのだろうなあ。日本においても本来の意味をそれて都合よく輩もいるらしいけど。
それにしても、この時代、日本のスポーツ取材記者ですら『恥ずかしくて申し訳ないという言葉しか出ない』という認識しかできないのだからね。
日本のソメイヨシノの起源は韓国にあるという「韓国起源説」が科学的な分析によって否定されたニュースがあったけど、文化は科学的な解析はできないからなあ。剣道はスポーツでもあり、日本固有の文化が息づくものなのだ。
スポーツもグローバル化は世界の流れだけど、すべて飲み込まれてしまうと固有の文化も失われてしまうのかもしれない。
相撲道、柔道、剣道、合気道…、道のつくものってスポーツとしてあったわけではないのだろうから。

さてさて、「武士道シックスティーン」ファンの皆様、シリーズ4作目「武士道ジェネレーション」が出ましたよ。
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テーマ:古流武術・武道 - ジャンル:スポーツ

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