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理系・文系を重ねて見る光景は
フランス綴じ わが愛しのペーパーナイフ
フランスというと少しおしゃれなイメージがあると思うのは昭和の世代なのだろうか。
まあ映画や音楽でも昭和のころのほうがフランスに限らず、ヨーロッパの作品が横溢し、評価の高い作品も多かった。
ヌーヴェルヴァーグなどの新しい波もフランスから始まったし。
それはさておき。
フランス綴じなるものをご存知でしょうか。
各ページが袋とじになっているもので、ペーパーナイフで切り離して読むもの。
ペーパーナイフは一般に封筒を開封するときに使われるけど、フランス綴じなどの本を開くためにも使用されるとあったから、どんな本だろうと思っていた。
というのも「アラン・ドロンのゾロ」という映画の販促品でゾロのペーパーナイフを手に入れたからだ。
一度、フランス綴じの本を見つけてこのペーパーナイフで切り開いてみたいと。

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そんな時に出たのが筒井康隆の「私説博物誌」。なんと豪華箱入りの上にフランス綴じ仕様になっているのだ。
しかも動物学者日高敏隆先生のお墨付きの博物誌ですからね(図鑑・辞典みたいなものだ?)。

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いそいそと買い込んで、本格的な皮製?の鞘から赤いペーパーナイフ抜き取り、綴じにナイフを入れたのだが、怪傑ゾロの剣の切れ味とは程遠く、まあ切れないこと。
大事な本をボロボロしてはならぬとすぐにあきらめ、ハサミも使用したがきれいにならず、結局カッターナイフとなった。
こちらも切れすぎて、いやあ苦労しました。
フランス綴じはともかく、本の天の部分がきれいに裁断されていないギザギザの本がたまにあったりしますが、これもフランス綴じの名残のようなものらしい。手作り感覚というか。
今は古本でさえ、研磨して美本にするらしいけど、いや、本来の本の美しさが…。
そうして、ようやく読める本っていうのもおしゃれな読書の醍醐味?
誰です、そこまでで疲れてもう読めないっていう人は。
でもネットってそういう簡便な手法、読書となるものだからなあ。それも時にはいいだろうけれど、そればっかりじゃ、つまらん。

奇想のミステリー作家泡坂妻夫にもそうした本があるらしいけど見たことはない。
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