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理系・文系を重ねて見る光景は
地震動予測地図の意味
地震動予測地図が更新され、まあ、いつも通り、東海・東南海・南海地震、あるいは首都直下地震などが想定される太平洋側が真っ赤なのだが、色の薄いところが安全というわけではない。
実際、先頃の大阪北部の地震は周辺に「有馬―高槻断層帯」「上町断層帯」「生駒断層帯」とM7級以上の地震の可能性がある活断層帯があるものの、地震の発生予想値は高いものではなかった。
結局は構造的に地震・火山列島で成り立つ日本はどこにでも地震は起こり、台風や津波も海に囲まれた日本では避けられぬ宿命なのだろう。
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今後30年以内にマグニチュード(M)8以上の発生確率が70~80%と推定される南海トラフ巨大地震といっても、サイコロの目の確率のように数学的に証明されるものではなく、経験則などが積み上げられた統計学的な確率なのだ。
2016年に震度6弱を観測した鳥取県中部の地震(M6・6)も予測地図では薄い色で示されていた場所であるように、実際の地震は予測地図で確率が高いと示された場所から順に起こるわけではない。
どうなのかなあ、地震動予測地図。
自然科学の未解明な部分にさらに統計学上の数字(恣意的に何とでもなる?)ようなものを組み合わせるって、一見科学的であるようなだけで、あまり意味がないのではないだろうか。
予測地図では薄い色で示されていた場所でも、地震の被害は繰り返されているのが現実なら、そのまま現実に沿った、つまり日本ではどこにでも起こりうるとして、対策を練ったほうが人としての心構えからしてもいいんじゃないかなあ。
まさか、人口が多そうなところから保険料率を上げて…なんてことはないと思うし、原発の立地などの重要な参考にもなるはずだけど、原発の是非をめぐる裁判などを見ると、結局、恣意的に使われるような。
日本はこのような自然のリスクの集積地だけど、そのうらはらに豊かな自然に恵まれ、またそれは豊かな文化を生み、大陸から離れ、海に囲まれた辺境であるが故に多くの時代は平和で、また外への憧れは知識の吸収・昇華となり、発展ももたらした。
現実にこれだけの自然のリスクを抱えていても日本人の寿命は世界最高水準なのだからね。
古来、日本人は自然とうまく付き合ってきた、共生してきたのだろうし、それはまた人の寿命は自然以外のリスクの多さを示すのじゃないかなあって。
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テーマ:自然科学 - ジャンル:学問・文化・芸術

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