理系・文系を重ねて見る光景は
龍馬も松陰も教科書から消えたら「西郷どん」は?
歴史を教える高校や大学の教員を中心とするグループが、高校の歴史教科書で学ぶ用語を半減させるべきだとの提言案をまとめ、全国の歴史ファンをざわつかせている。削減対象の用語には小説やドラマなどでおなじみの「坂本龍馬」や「武田信玄」「吉田松陰」といった著名人が数多く含まれている。暗記中心の学習から思考力育成型へとかじを切る狙いだが、ファンは「多くの人に愛された偉人を落とすなんて」と反発している。 (中日新聞)

暗記中心の学習から思考力育成型というけれど、子供の時のほうが柔軟になんでも入るから知識は惜しむことはないと思うなあ。
思考力育成というのもの小説やドラマなどでおなじみの「坂本龍馬」や「武田信玄」「吉田松陰」というなら、物語を作る、繫いでいくための人物の名前などのワードはむしろ必要で、単に言葉を削るだけでなく小説のような物語性、想像力を養うことこそが思考力育成に繋がるのではないかなあ。
戦時中の「鬼畜米英」などの単純な言葉の刷り込みではなく、なぜそうなのかを考えさせる思考力の育成というなら、言葉の断片化や言葉を削るのは却って、想像力、思考力を奪うのではないのかと。

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多くの言葉やその繋がりから、多くの考え方を知り、学び、選び取ることが思考力の育成につながるのだと思うんだけどなあ。
今でこそ、新聞も1紙のみとなったけど、子供の頃は複数紙あって、なんとはなしに様々な考え方があること学んだし、読書や映画、アニメ、ドラマでも多くを学んだけど、基本は学校だからなあ。
妙に小賢しく考えるのではなく、堂々たる王道を行ってもらいたいなあ。
伝奇小説なんて、正史がわかっていてこそ、なお想像が広がるんだからね。
画像は実家に残されていた1952年の児童年鑑より。
人名録なんてこんな人からというか、よくわからない人まであるし、地理、日本史、世界史の略年譜、当用漢字表、こよみなどから日本国憲法、国連憲章、皇室典範、教育基本法、民法、刑法まで要点の記載があった。
さらには万葉集、深遠なる格言、詩・句まであった。これ児童年鑑ですよ。
子供が興味持ちやすいように絵も多用してあって、お下がりとはいえボロボロになるまで読んだ。
もちろん、興味があるところが中心だけど、なんとなく他も入ってきますからね。
受験勉強でもなく、これから豊かに生きていくための基礎教養・関心を持たせるものなのだろうなあ。
まあ、受験勉強にはならなくても僥倖というべきなのかもしれない。
こんな児童年鑑などが手元にあれば僥倖なんて言葉も使いこなしてもおかしくない。
さて、今年の大河ドラマは「西郷どん」、史実に埋もれた人物なども出てくると楽しいんですけど。
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テーマ:歴史 - ジャンル:学問・文化・芸術

コメント
この記事へのコメント
暗記中心と、思考力育成を二分して、
対極に置こうとするのが馬鹿っぽいなぁ。
用語は、その用語の中に、用語を説明するためのなんらかの思考が入ってるから、
用語を半分にすれば、思考力も半分になりそうな気がするw。
2018/01/07(日) 01:39:17 | URL | 青梗菜 #-[ 編集]
用語の削減
知らない言葉、難しい言葉を見つけるとよく辞典で調べたりしたけど、そういう好奇心も奪ってしまうような気もします。
「舟を編む」のような辞書編纂者が言葉をどれだけ大切にしているかを思うと、ずいぶん安易な提言のような。
2018/01/07(日) 08:02:00 | URL | クプクプ #-[ 編集]
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