理系・文系を重ねて見る光景は
名古屋城のエレベーター
木造復元される名古屋城の天守閣で階段横にリフトを整備する方針を名古屋市が示したことを受けて、障害者の団体がエレベーターの設置を要望しました。名古屋城を訪れた「愛知障害フォーラム」のメンバーは木造復元の計画内容を名古屋市側に確認し、エレベーターの設置を要望しました。市は有識者会議で天守閣をより忠実に元の姿に復元するため、エレベーターではなく階段横に「チェアリフト」を整備する案を示し、概ね了承されています。要望を受けて市は重度の障害がある人も利用できるバリアフリー設備について、検討材料に加えると説明しました。市は2017年度中に基本計画を取りまとめる方針です。(メ~テレニュース)

コンクリートで復元された現在の名古屋城や大阪城などはエレベーターがあるけど、国宝犬山城などはもちろんそんなものはない。まあ、より忠実に再現するというならエレベーターというのはどうだろう。
僕も障害者で、まあ脚のほうはそんなに悪くはないけど、さすがに犬山城は無理。
すべての人にバリアフリーというのは一つの理想ではあるけれど、歴史、文化などにも無限に入り込もうとするのはどうだろうか。
むしろ、そういう形を整えるほど人は安心し、やがて形骸化をもたらし、場合によっては心はかえって荒廃するようなこともあるかもしれない。
適度に無理を知るのも悪くはないし、人は優しくなれるのではないかなあ。
形のバリアフリーより心のバリアフリーなんちゃって。
まあ、なんにしろ、僕は登れなくてもほんもののほうに感動する。

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昔の人は障害者はもちろん、一部の武将しか天守閣などには上がれなかったのだ。
往時を思って、下から遠くから眺めるっていうのもほんものを体験するということでもあると思うんだけどなあ。
「アシガール」の唯ちゃんみたいにタイムスリップはできないのだから。
名古屋城にエレベーターって、城が現代に逆タイムスリップしてきたようなものだから、SFならここはタイムスリップの原則どおり、歴史の改変は不可って時間管理局が言ってくるにちがいないぞ。
ちなみに「アシガール」のヒロイン唯ちゃんを演じている黒島結菜は「時をかける少女」でもヒロインを演じたタイムスリップのスペシャリストです。
もっと、切実な障害の問題も多々あるだろうし、優先順位としてもどうですかね。
ま、個人の意見です。念のため。
さて、「ブラタモリ」は先週の岐阜城に続いて今週は彦根城(国宝)。城シリーズですね。
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テーマ:障がい者福祉 - ジャンル:心と身体

コメント
この記事へのコメント
かつて当地でも誰でも登れるようにと、南アルプスにケーブルを作ろうという動きがありました。自然破壊につながる、登山とは何かを全く知らない暴挙として批判されました。

発案者は東京から急に市民になって市の中枢に入り込んだよくわからない連中。でもいつの間にか立ち消えになって彼らもいなくなりました。「障害者も年寄りも山に登る権利がある」という彼らの主張には違和感を覚えました。
2017/12/06(水) 09:35:55 | URL | 雨宮清子(ちから姫) #-[ 編集]
名古屋城のエレベーター
こういう問題はさまざまにデリケートで、また捉え方もさまざまで発言が難しいです。
思いもしない方向から議論が出てきたりすることもあって、「南アルプスにケーブルを作ろう」なんて言われたら絶句してしまいそうです。誰も登る自由もあるけど、登らない登れない自由もある。
2017/12/06(水) 14:39:10 | URL | クプクプ #-[ 編集]
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