FC2ブログ
理系・文系を重ねて見る光景は
人のかくも深き闇 「BORDER 贖罪」
すごい事件がぞくぞくと起きます。
札幌市では帰宅途中の女性が背中を刺され、北海道警は同市内の中学1年の少年(12)を殺人未遂の非行内容で保護したばかりで、少年は「人を傷つけたい気持ちがあった」と話しているという。
また徐々に詳細も明らかになりつつある、神奈川県座間市のアパートから9人分の遺体が見つかった事件。
少し前、テレ朝でドラマスペシャル『BORDER 贖罪』というのをやったばかりだけど、まさにそんな、人それぞれに住む闇の怖ろしさを思わせます。
名大生の公判ではなお被告人は殺人の衝動が止まらないというし、座間の事件ではいともやすやすと短期間に9人も殺害するのは想像を絶する。
稀代の猟奇事件と言わざる得ないと思うけど、一方で金銭や暴行という通俗的?な動機も自供しているというから、複雑な様相も示し始めている。
いや、もしかしたら妙に複雑に考えるのではなく、そのまま猟奇性と通俗性が重なり合った稀有な事例なのかもしれない。
猟奇性と通俗性って、ふつうかけ離れたものと考えがちで、結びつくとは思いもよらない。

sekaiissyuu.jpg

だとすれば、また新しいパンドラの箱が開かれたような怖ろしさを思わせます。
日常の生活の中の包丁が、車が、飛行機が「徳」を外れると悪魔のような凶器と変貌し、新たな凶悪な犯罪が生まれたように、異形な猟奇性も日常の通俗性と結びつくことによって、新たな怪物が生まれたような怖ろしさ。
あらゆる可能性を総当たりをして解答を導き出すAIのような発想がもう人に根付いて、「徳」を求められることもなく、光にも闇にも解放するようなイメージというか。
『BORDER 贖罪』では検視官・比嘉ミカなど仲間の存在が、あちら側に行ってしまった主人公石川を連れ戻す可能性を示したけど、現実の事件に希望は見いだせるのだろうか。

画像は新聞社主催の「世界一周大飛行航程図」。
夢と希望に溢れ、歓喜に迎えられたこの頃には、いつか高層ビルに自ら突っ込ませるような事が起きようとは想像もしなかった。
科学の進歩に負の側面があるように人間の進化にも負の側面があり、この二つが絡み合うことによって螺旋のように立ち昇り、また正邪も絡み合っている。
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック