理系・文系を重ねて見る光景は
僕のおたく道「映画」
「ねとらぼ」の記事より。
ハリウッド映画の代表的なキャッチコピー「全米が泣いた」。数多くの作品で使用されている定番のフレーズとして知られており、ここから派生した「全俺が泣いた」などのネットスラングも誕生しています。ところで、誰もが何度も耳にしているこのコピー、いったいいつから存在するのでしょうか。初めて全米を泣かせた映画を突き止めるべく、体当たりで調査してみました。調査にあたって気になったのは、そもそも「全米が泣いた」映画の元祖を知っている人物は存在しないのかという疑問です。
というのも、ネット上では「全米が泣いた」作品として「タイタニック」「ミリオンダラー・ベイビー」「アルマゲドン」「ロング・ウェイ・ホーム」などが紹介。Google検索の「関連する検索キーワード」に「全米 泣きすぎ」が入っていることに、納得してしまうほどの作品数が掲げられています。日本人は、日本人が泣いた映画よりもアメリカ人が泣いた映画に詳しいのではないかと思わざるを得ないくらい、キャッチコピーとして浸透しているのです。しかし、このコピーを使用した最初の作品は何なのかという問題になると、話は別。「とにかく有名で、昔からよく使われている」くらいのぼんやりした情報ばかりで、詳細については分かりません。

大手映画配給会社、映画関連の出版社、映画パンフレット販売店にも取材し、いずれも「分からない」との回答だったらしいけど、映画館そのものにも取材してほしかったなあ。昭和の頃は映画館自体が独自に新聞広告を打ったりしていたのだ。
もちろん配給会社からの宣伝材料をもとに作るのだが独自の文言を入れるところもあった。
映画好きが作るのだからね。
映画配給会社の宣伝部も映画好きが揃っているだろうけれど、あっちは邦題を付けられるという、もっとも魅力的なことができるからなあ。

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画像は当時の夕刊紙にあった各劇場の広告。週末の夕刊にはよく劇場広告があったのだ。
名古屋地区は2本立興行だったから、同時上映に共通する惹句の文言はオリジナルですね。
「黒いジャガー・刑事キャレラ10+1の追撃」の「抜群に面白い!唸る2大アクション!!」や「恋人たちのメロディー・雨のパスポート」の「ヤングのあなたが待っていたおしゃれな2本立!」などがそうですね。
「ラムの大通り・デカメロン」などは「思いっきり豪華で陽気な愛と夢と冒険をエロやかに謳いあげました!」というよくわからないものになったのは、ちょっと無理やりな2本立てだから苦労したのだろう。
余談だけど「白い肌の異常な夜」もとてもクリント・イーストウッドの主演とは思えない。
なかなか映画館に映画を見に行くことはこの頃は出来なかったから、こんなのをスクラップしていたのだね。

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大学卒業後、就職先が見つからなかった僕は地方の映画興行会社に飛込みで入った。
映画館は衰退期で2番館の担当時にはこんな自虐的なシネガイドを作った。
もうほとんど遊んでいて、ウルトラマンからのウルトラスラッシュが劇場名に当たって傾かせている。
このあと、実際閉館したんだけどね。
まあ、それはともかく。
「キネマ旬報」なども駆使して調べた「ねとらぼ」によれば

・1965年に宣伝されていた映画「わかれ道」が、「全米が泣いた」作品の元祖である可能性
・「全○○が○○する」という表現自体は1950年代には存在し、「全米が泣いた」に近いコピーは60年代には使われている。しかし、「全米が泣いた」をそのまま使った映画広告は見つけることができなかった
・大事なことなので2回言いますが、日本人が思っているよりも、全米は泣かない

ということらしい。
僕もスクラップブックをひとあたり見たけど(スクラップブックも多くはなくなってしまったけど)、そういうのはなくて、全米というよりむしろ「ヨーロッパを感動の渦に巻き込んだ」(ベニスの愛)というようにヨーロッパ映画が愛とか感動は多かったのではないかなあ。まだ前売り券が500円で買えた頃。
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テーマ:洋画 - ジャンル:映画

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