理系・文系を重ねて見る光景は
まさかの「悦ちゃん」 獅子文六
しかし、さすがはNHK。今度の土曜ドラマは「悦ちゃん」ですよ。
原作は獅子文六。わかるだろうか、獅子文六ですよ。
戦後のベストセラー作家で映画やテレビドラマでもずいぶん映像化されたけど、まさか今さらドラマ化とは。
まあ、読みはしなかったけど、ドラマ化されたりすればよく見ていたりした。
源氏鶏太などもそうですね。
石坂洋次郎もそうだけど、こちらは青春小説だったりしたから読んだりもした。
ところで、もう夏休みだけど、各出版社の夏の図書もずいぶん変わってしまったなあ。
今では古典も(せいぜい夏目漱石、芥川龍之介、太宰治、川端康成、谷崎潤一郎、樋口一葉、三島由紀夫くらいまで)、僕たちの学生時代のあれほどのベストセラー作家の北杜夫、遠藤周作、新田次郎、筒井康隆、小松左京、星新一、 安部公房などさえ多くの作品が消え、吉行淳之介、開高健、山口瞳も抜け落ち、今では手に入りにくくなっている作家・作品もあるほどなのだ。
獅子文六はなおさらのはずで、ドラマ化にはびっくりしたのだ。
もう記憶だけで確認してないけど、北杜夫のエッセーで北を小説家と知って「獅子文六のような文豪になってください」と言われたようなエピソードがあったけど(北さんはきょとんとした)、それほどに大衆には支持された証でもあるのだろう。
となれば、いわゆる流行作家であり、文豪とは取り違えてはいるようにも思うけど、まあ、獅子文六のペンネームも文豪(文五)の上を行くというものらしいから、案外間違いではないのかもしれない。

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僕はテレビドラマ「胡椒息子」(獅子文六原作・中村光輝主演)を熱心に見た覚えがあるけど、もうすっかり忘れてしまった。
「悦ちゃん」はやっぱりNHK少年ドラマシリーズで見た。
NHK少年ドラマシリーズはSFやミステリー、児童文学など幅広く意外な作品までさまざまに取り揃えていて面白かったけど、今どき「悦ちゃん」というセンス、さすがというべきなのかもしれない。
NHK土曜ドラマ枠、いったい何を持ってくるのか侮れません。
土曜ドラマ枠ではないけど『ツバキ文具店~鎌倉代書屋物語~』で主演した多部未華子が『第8回 コンフィデンスアワード・ドラマ賞』で主演女優賞を受賞したとあったけど、やはりこういうドラマ、NHKはいいんだよなあ。
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