理系・文系を重ねて見る光景は
雷の多い年は豊作
「雷の多い年は豊作になる」という言い伝えは本当か-。この疑問の解明に松江市の池田圭佑さん(18)が開星高校(同市)に在学中、カイワレダイコンと放電装置を使って取り組み、「雷を受けると植物は成長する」との実験結果をまとめた。この研究成果は学会誌に掲載され、専門家からも評価を受けた。池田さんは、校内にある実験用の放電装置で落雷と同様の状態を作り、カイワレダイコンの成長の様子を調べた。この結果、種子に50秒間放電してから育てると、放電しなかった種子に比べて成長が約2倍速かった。また、放電を5分間続けた水道水と、通常の水道水を使って栽培したカイワレダイコンの成長の違いをみたところ、放電した水で育てた方が通常の水に比べて芽の伸びが約2倍になった。
宮沢賢治が、農学校教員時代の授業で雷と作物の出来との関係に触れていたということを高校2年の時に本で読んだのがきっかけ。(産経新聞 )  

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実は我が家には子供の頃、足の痺れ直し器と伝わる静電気発生装置があって、まあ、ボルト数が数段階調整でき、また発生器の先端は様々なガラス管と交換して、多様な形の静電気を当てるような仕組みだった。
足の痺れにはさっぱり利いた覚えはないけど、そこそこ強力な静電気だったりはしたので死んだ金魚が蘇生するのではないかと当てたりはした。部屋の萎れていくばかりのサボテンに当てたこともあった。
もちろん金魚が蘇生することも、サボテンが回復することもなかったのだけど、やはり科学的に検証、実験というのはこういう姿勢で臨まないといかんのだなあ。
さらに使った水を分析すると、放電した水は通常の水に比べ、窒素量が約1・5倍で、窒素は肥料の3要素の一つとされることから、「放電で空気中の窒素が水に溶け込み、成長の違いに影響した」と結論づけ、また、放電時間を50秒より長くすると発芽率や成長の度合いが下がったため、「それぞれの作物について適切な放電時間を突き止めれば、収穫サイクルの短縮などで生産量の向上につながる」と極めて検証的、論理的。
僕も何十年も前にやったのに、唯一、できたのは静電気を放電したサボテンが意識を持った女の子になり、孤独な少年と会話を交わすようになって…という出来の悪い妄想小説だけだった。
画像は家の蔵にあった広告チラシで、種まきや蚕の暦・歳時記が書き込んであって、こういうことにも科学的な根拠が何かあるのだろうし、養蚕家でなくてもけっこうその頃の一般常識としてあったのだろうなあ。今では失われていくばかりだけど。
皇室では皇后陛下が古来から伝承される養蚕を続けていて、ここでこそ残りえた、貴重な発見もあって、こういうのも繋げていってほしいけど、皇室伝承さえいささか心配な状況ではある。
さて、蚕はもちろん桑の葉を食べるのだが、雷が鳴ると「くわばらくわばら」と言いますね。
一説には雷様は桑が嫌いだからともいうらしいけど、いや、雷・静電気と農作物ってまだまだ研究の余地がありそうですよ、池田くん。
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テーマ:自然科学 - ジャンル:学問・文化・芸術

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