理系・文系を重ねて見る光景は
貧乏もまた楽し、貧乏は発想・工夫の神様
明石家さんまのコンプレッくすっ杯。
『ブサ顔』、『子供にナメられる』、『田舎』、『貧乏』、『変声』、『結婚 できない女』といった“コンプレックス”を自虐的に面白おかしく競っていたけど、やはり貧乏は最強なのか。
貧乏レジェンド風間トオルも審査員でいて、たいていのエピソードにも驚かず、ひょうひょうとしていたのはさすがにレジェンドだけど、突き抜けた感なのか、貧乏感どころか品位すら漂わせます。
しかし、鉛筆の後ろについてる茶色の消しゴムのけし屑が鮭フレークとかはリアルな実話だからこそなんだろうなあ。
僕は思いつかなかった。
また紙は山羊も食べるし、食べるなら教科書は写真の少ない国語の教科書が自然でいいと言ってけど、これはやはり稲垣足穂が生活に窮していたとき黄ばんだ破れ障子見て、「あの障子紙、焦がしたら焼き海苔の味にならんだろうか?」といった話が文学の香りも高くいいよなあ。貧乏でも何かしら味わいがある!?海苔ではないけど、糊ならついているし。
でも、これはならんのですね、これは。前に実家の破れ障子紙で試してみたから間違いありません。
いや、貧乏こそが発想・工夫の神様であり、好奇心を揺さぶります。

sofutoido.jpg

まあ、この稲垣足穂先生、発想がすごすぎて、人間の本質を口から肛門という空洞に見立てた(その周りに骨、肉、血管が取り巻いて皮で覆われたのが人間、つまり人間の中心は空洞なのだ)という「A感覚とV感覚」などの怪作も書いていたりして、いや美少女も美少年も形無しなのだが、これも貧乏史観の果てにあるのだろうか。
あるいは山田風太郎の言うように「性の快楽と死 の苦痛はみな平等である。しからば、なぜそれ以上の平等を求める必要があるのだろうか」というような突き抜けた真理を見る眼差しなのか。
ちなみに僕の祖父は若い時の苦労が身に沁みた人らしくなかなかの吝嗇ぶりで、母によれば嫁に来た頃は(戦後間もなく)風呂を沸かすのにも祖父の許可が必要で、「人間、垢で死なず」と言っていたらしいです。うむむ、手ごわい。
まあ、沸かすにしても画像の手前の井戸から何十回も汲み、手桶でけっこう離れた風呂場まで運ばなければならず、母も大変だったらしい。実家を整理した折にはそんな祖父が若かりし頃書いた短歌も見つかっている。

紅幕を張れるが如き桃園に遊ふ乙女の影ぞゆかしき

あの祖父がこんな歌も詠みましたか。
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コメント
この記事へのコメント
「人間の本質を口から肛門と」
こんばんは。
これなんですよね、私は基本的にミミズと同じと言ってます。
ただヒトをヒトたらんとしているのは、それ以外のもの:そのそれ以外のものが、以外とやせ細ってきてるのが今の世の中なのかもです。
昨日、今日と、大統領は本を読むのが嫌いなヒトと話題になってます(日本の誰かさんと同じ)。アンドリュー・ジャクソンに関してかなり間違った認識を持っているようで。。。そんな人たちが、憲法がどうの、司法がどうの、と数で破壊にかかってますね。
2017/05/03(水) 13:29:24 | URL | yokoblueplanet #-[ 編集]
人間の本質
こんにちは。

> これなんですよね、私は基本的にミミズと同じと言ってます。
> ただヒトをヒトたらんとしているのは、それ以外のもの:そのそれ以外のものが、以外とやせ細ってきてるのが今の世の中なのかもです。


ミミズですか。すごいですね。
人間を人間として何をもってたらしめるのかは難しくてよくわからないのですが、ちょうど前回書いた「パンセ298章正義、力」を連想してしますね。
アンドリュー・ジャクソンについては全く知識がありません。
2017/05/03(水) 15:59:29 | URL | クプクプ #-[ 編集]
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