理系・文系を重ねて見る光景は
「探偵!ナイトスクープ」の30年の道草・モラトリアム
「探偵!ナイトスクープ」が今年で30年らしいですね。
いいことも悪いことも含めて関西のテレビ局というのはある種のアナーキーさがあり、人気番組でも東京で必ずしも受け入れられないのはそういう体質が妨げるのかもしれない。
なかでも「そこまで言って委員会NP」などは関西ローカルを逆手にとってのアナーキーさでもあるけど。
「探偵!ナイトスクープ」の局長も上岡龍太郎から西田敏行に代わり、顧問もキダ・タロー、ざこばなど関西お笑い界の大御所から、最近はずいぶん若い顧問もいたりするようになった。まあ、番宣絡みであったりもするけど。

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以前、顧問に松原隆一郎(東大教授)が登場したこともあった。
本人も今まででいちばん知名度のない顧問と言っていたけど、新聞など学外での露出も比較的多い人ではある。
笑いながら「専門家に尋ねれば1分ですむこと」と喝破していたけど、もちろん探偵が尋ね歩くことで意外な発見があったり、人生の楽しさを知ったり、合理性だけでは見つからないこともじゅうぶん知る人なのだ。
まさに道草の楽しみというか。道草といっても現実には道草に逃げるしかなかったのかもしれないけど、それもまたよし。
僕も高校は工業高校、大学は文学部だったし。いったい何を考えていたんでしょうね。
学生時代にモラトリアム人間(青年期は、知識、技術の研修のために、知的、肉体的、性的な能力の面では一人前になっているにもかかわらず、なお社会人としての義務と責任の支払いを猶予、つまりモラトリアムされている状態)という言葉が流行ったけど、今なお、そんな気分の僕です。
小此木啓吾は「モラトリアム人間の時代 」(中公文庫)のなかで、青年のみならず各年代、階層の現代人の心に、いつまでもモラトリアム状態にいて社会的な自己(アイデンティティ)を確立しない心理構造が一般化している事実を指摘したけど、ほんとうだなあ。
でもマンガもアニメもアイドルも小説も映画も道草のなかで見つけたのだった。
まあ、それがなにって言われたら身も蓋もありませんが。
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