理系・文系を重ねて見る光景は
桜ほうさら
定番の今こその話題です。お花見ですね。
今年は珍しく平年より遅めで、開花してからも気温が低めで、ここ岐阜でも開花から満開まで1週間以上の経過があった。
早いと開花から満開まで2、3日という、あっという間ってこともありますからね。
全国的に満開なってからも雨模様が続き花見にはあいにくだけど、春の嵐も今のところなくて満開のあとも散り果て、葉桜までゆっくり楽しめるのかもしれない。
最近は開花情報も各地、気温から詳細に情報が出ていて、また日本の桜が人気ということで海外向けに外国語でも開花情報が出されるらしいけど、外国の桜ファン向けというならデータだけでなく言葉も豊富に使ってほしいなあ。
今はたいてい、新聞などの開花情報もつぼみ、咲きはじめ、五分咲き、満開近し、満開、散り初めくらいになってしまったけど、かつてはつぼみ固しに始まり、つぼみふくらむ、ちらほら、三分咲き、5分咲き、満開近し、満開、散り初め、落花盛ん、散りはて、葉桜まであったのだ。もし満開で嵐ならば花吹雪としましょう。
外国語の表現ではどうなるのかわからないけど、このあたりの表現、語彙の豊富さも日本文化の魅力のはずだから、もっと積極的に発信したほうが日本に興味のある外国人には喜ばれるのではないだろうか。
インバウンドの目先の消費ばかりでなく、日本人さえ忘れがちな文化、折々の歳時記にこそ魅力が潜むのだよ。
あるいはもう少し楽しんで開花情報を符丁にするのもいいかもしれない。扇子の開き具合で折々の開花状況を知らせるとかね。
今年は久しぶりにゆっくりとした開花ペースで、その豊かな言葉通りの桜が楽しめる貴重な年になっているのだから。
たぶん、これからは温暖化も進んでゆっくりした季節の変わり目も楽しめなくなりそうだし…。

sakurahousara.jpg

画像は宮部みゆきの時代小説から『桜ほうさら』。
父の汚名をそそぐため江戸に出てきた古橋笙之介はある日、桜の精と見まごうばかりの美しい娘に心奪われるが、娘には秘密があった。また、父の汚名には藩の重大な陰謀が隠されていた。
周りの人々、美しい娘 和香の優しさ、励ましの中で困難を乗り越えていく成長の物語。
さあ、今年も新年度が始まりました。
いろいろたいへんなこともありましょうが、桜を愛でて心豊かに生きていきましょう。
先人たちは桜の楽しみに象徴されるように、華やかに咲き誇ることもはかなく散ることも、またそのあとは力強く芽吹くことも、季節ともに生きてきたのだ。
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テーマ:日本文化 - ジャンル:学問・文化・芸術

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