理系・文系を重ねて見る光景は
平昌冬季五輪は銀嶺を賭けたか
平昌冬季五輪も閉幕し、日本は史上最多の13個のメダルと歓喜に沸いてなによりだったのだけど、以前の冬季五輪に比べてずいぶん競技種目も増えているような気がするし、純粋に増加しているとばかりいえるのだろうか。
たとえば1968年グルノーブルオリンピックのスキーのアルペン競技は滑降、大回転、回転の男女ともこの3種目のみで、平昌冬季五輪はスーパー大回転、アルペン複合なんてのもありますね。
またグルノーブルや札幌の頃は全くなかったフリースタイルスキーもモーグルやらエアリアル、スロープスタイル、ハーフパイプ、スキークロスなどあって、スノーボードもまた然り。
スピードスケートもパシュートやマススタート、ショートトラック競技というのもあるからなあ。
スポーツも科学と同様に細分化され、またずいぶん競技も人工的なものにもなった。
昔は滑降などスキー場のあるがままのコースを使っていたと思うけど、今は完全にオリンピック仕様なのだろうなあ。
オリンピックのためのオリンピック競技。日常のスポーツからかけ離れてしまったような気もする。
もう映画「白い恋人たち」「白銀の冒険」などともまるで違うのだろう。
画像の「銀嶺に賭ける」はトニー・ザイラー、ジャン・クロード・キリーをはじめ、当時の一流選手がこぞって観られる映画は他にないとあるから、往年のスキーファンにはたまらない。
アルペンこそがスキー競技の花形でアルペン全種目制覇というのも当時なればこそ。
制作・監督はウィリー・ボグナーで映画「白い恋人たち」でもアルペンスキーはボグナーが撮影。また「007私を愛したスパイ」のスキー・スタントでも知られています。

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このプレスにはシネスコ、日本語版、1966年度作品とあり、第22回国際スポーツフィルムフェスティバル グルノーブル市民賞受賞とありますね。
カメラを胸に抱いて滑りながらの撮影とあるけど、当時のカメラ機器ではでかくて不便だったに違いなく、そういう視点で見るとまた別のすごさが見えてきますね。科学の技術と人間の技術があいまみえてこその映像で、片方が失われるともう二度と見ることはできない(まあ「シン・ゴジラ」のCGとアナログ特撮映像みたいなものです!?)。
今は確かにあらゆる角度から精緻に美しく見られるけど、すべて科学技術のみの進歩に支えられている!?
科学技術が多くを代行しえなかった時代のオリンピック周縁の風景もずいぶんちがうのでしょう。

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以前は巨匠たちの手によって「白い恋人たち」「札幌オリンピック」などの映画も作られたのだが、そういうものもなくなってしまった。画像の記録映画「札幌オリンピック」で大きく微笑んでいるのはフィギュアスケートのジャネット・リン。
転倒というかしりもちをついてしまったのだけど、その時のその笑顔は日本中をとりこにしたのだった。
オリンピック中継でも白銀とか銀嶺なんて言葉も出てこないしね。銀盤はまだ大丈夫ですかね。
さて、次は東京オリンピック2020ですが、原点に立ち返っていい部分もあるのではないかなあ。
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テーマ:スキー - ジャンル:スポーツ

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