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理系・文系を重ねて見る光景は
街コンのうそ 縁あってのベストパートナー
ぼくにとって佐分利信はとても怖い俳優だったけど、佐分利信に限らず昔のおじいさんは怖かった。
なかでも映画「華麗なる一族」の妻妾同衾は佐分利信ならではのこその迫力があり、子供心にも納得させる怖さがあった。
その佐分利信も小津映画では周りの若者に結婚をせかすようなお節介なおじさんを演じている。
「秋日和」ですね。
さて、元神戸女学院大学の内田樹先生が提案したのが「佐分利信プロジェクト」で、小津映画の佐分利信のイメージから名付けられたお見合い大作戦。
内田樹先生によれば、結婚は生きるためのコストやリスクを減らすから、本来弱者のための生存戦略なのに、カネのない者同士が結婚すると下流の再生産になるという言葉を真に受けて、結婚をためらう若者が多いという。
見合いに変わるものかと思われる合コンについても、合コンは恋愛市場における勝者総取りシステムと一刀両断で、勝つ人間が勝ち続けるから見合いの代わりにはならないというのだ。

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最近は街コンなるイベントも増えていて、僕の地元各務原でも「空コン」(場所は今回、航空自衛隊岐阜基地)なるものもあって、こういうイベント、非日常空間の中では少しチャンスもあるのかもしれない。
しかしやはり、それは様々な理由の恋愛弱者を救うものではなく、勝者総取りシステムであり、壁の花、引き立て役に過ぎず、蛮勇をふるって参加したのに心折れて終る人も多く、結局、勝者たちのための装置になっているきらいもないではない。
また内田先生、フェミニストにも厳しく、気の合う同性の友人で暮らすことも、「コミュニケーション能力、カネ、人間的魅力にあふれるだけで集まり、そうでない人を排除して生活する」のは、やはり強者の論理といいます。
人は最弱の哺乳類だったからこそ、知恵を身につけ共に生きる社会を作ったのだったとすれば、衰退期に向かっているのかもなあ。昔から「一人口は食えぬが二人口は食える」のという言葉があったというのに、全く顧みられなくなってしまった。
なにもベストパートナーありきでなくても、縁あってのベストパートナーでもいいのだろう。
まあ、まずは小津映画でも。BSプレミアムでは今週「小津映画」が特集されていたけど、ご覧になりましたか?
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テーマ:恋愛・出会い - ジャンル:恋愛

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