理系・文系を重ねて見る光景は
レーザーディスク、わずか10年の輝けるとき
荷物の整理は本やポスターなど映画関連以外にも結構あるのがビデオやレーザーディスク。
レーザーディスクは1981年に国産初の家庭用光学式ビデオディスク「レーザーディスク・プレーヤー」(パイオニア)」が発売され、しばらくビクターのVHDと規格争いをしていたけど、アニメファンの支持を受けて勝利した。
DVDやブルーレイのように一般化とまでは行かなかったけど、アニメ・映画ファンには相当に浸透したはずで、それでも普及率は10%に満たなかった。
1996年にはもうDVDが登場してくるから、実質的な普及の時は10年くらいなのだ。
電子機器そのものに本来の機能があるものはいいけど、電子機器(ハード)と映画・アニメ・本などのコンテンツ(ソフト)が揃って成立するものとしては、永遠性の高いソフトがハードの寿命に付き合わされるようになってしまった。
LDとVHDというささやかな規格争いの中でも、戦略に左右され、VHD専用ソフトみたいにLD化されなかったのもあったからなあ。
もちろん、それでも新しいハードによって、ソフトも新たに命を吹き込まれるのではあるのだけど、それにしてもレコードの時代は50年単位で続いたのに、文化財産ともいえる映画やアニメ、ドラマなどのソフトが10年で入れ替わる時代。
就職時に買った、やはりパイオニアステレオTX-7600ともお別れだなあ。
おお、わが青春のパイオニア。
本なんかの紙媒体は何世代も引き継ぐことが出来るのにね。まあ、こちらもやはり心配ですが。
またハードに寄りかかる分、これらの文化は突然、断ち切られる、失われるリスクも大きいかもしれない。
新しいハードに受け継がれるとは限らず、その時に消費されておしまいということもあるのだろう。ポトラッチのように。

DSC_0442.jpg

ポトラッチとはネイティブ・アメリカンによって行なわれた消費や贈与の儀式で、ばかばかしい非生産的消費なので、近代社会においては未開扱いになってしまうのだけど、バタイユはこれらの活動は人間の生にとって手段であ り、人間の生の真の目的は非合理的な非生産的な消費(消尽)にあると言った。
非合理的で非生産的な消費とは 奢侈、戦争、祭典、豪奢な大建造物、遊戯、見世物、芸 術、快楽としての性などらしいのだけど、こうしてみると確かに人間にとって切っても切り離せないものような気もするし、合理的といっても突きつめていくと、結局、非合理的みたいな。
近代社会は合理的で生産的であったはずだけど、実はポトラッチしているような。

画像はもう見ることのないレーザーディスクソフトの一部。
取り外したままのハード、まだ使えるのかなあ。これもどうしよう。
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コメント
この記事へのコメント
あっけないLDの時代。
お〜〜〜、LDをお持ちでしたか。私も15〜16枚程持っています。先日プレイヤーで再生しようと思ったら2回目の故障をしていました。観たいLDが2枚程だったので目をつぶってプレイヤーを処分。はてさてLDの方をどうしようかと。。。売れないしねぇ。。。それにしてもLDの寿命は短かったですね。プレイヤーもソフトも高かったのにぃ。。。
2018/05/03(木) 20:52:59 | URL | Zubola #xK4Eytvs[ 編集]
レーザーディスク、わずか10年の輝けるとき
こんばんは。
当初は「絵の出るレコード」とも銘打たれていた、あの銀盤のレーザーディスク。重くもありましたね。
長尺な作品のLD-BOXともなると、とんでもなくでかくて重くて書棚が歪むほど。VHDも規格は違うものの似たようなものでした。

2018/05/03(木) 23:32:22 | URL | クプクプ #-[ 編集]
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