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理系・文系を重ねて見る光景は
盆栽・菊・彼岸花
日本の盆栽の海外輸出が飛躍的に伸びているらしく、アジアや欧米を中心に、日本文化への関心に加えて自然を凝縮したアートとしても楽しまれ、いまや「BONSAI」は国際語として定着という。

テレ東の「YOUは何しに日本へ?」でも盆栽好き外国人はよく見かけるから、盆栽も今や海外の需要が支えるのだね。
もちろん、海外に広く文化が知られるのは嬉しいことだけど、日本そのもので盆栽の文化が衰退するのはなあ。
「盆栽老人とその周辺」という小説があったほどに、どこの町内にも盆栽老人はいたはずなのに。
人口比率的には中高年層は増えるばかりというのに、盆栽老人はどこに消えてしまった?
そういえば菊老人も見なくなった。
僕の子供の頃は菊花展・菊人形展などは毎年の季節ニュースだったし、近所の家でも大きく咲いた花を支える輪台をつけた立派な菊もよく見かけたものだけど。
いくらクールジャパンといっても大衆に支えられ発展した文化も裾野が失われては心もとない。

bonnsai.jpg

秋は盆栽も菊もシーズンだけど、ガーデニングは盛んなのにあまり見なくなった。
横溝正史「犬神家の一族」など本格ミステリーの舞台を菊人形がおぞましくも艶やかに飾ったのも今は昔。
あの頃は、まだ菊人形展などがそこここにあって、本格ミステリーの舞台をリアルな、日本的な鮮やかさと陰影を裏付けていたけどなあ。ほら、彼岸花もふっと目を凝らすと人の顔があったりしてね(三島屋変調百物語 宮部みゆき)。

見える小さな私が一人 山で花摘み、遊んでる
誰も私に近づきゃしない それでも誰かを、待っている
あんたの行く道、通せんぼ 手には花束、彼岸花
赤く腫れた掌を、あんたの頬に、擦りつけよう

これは山崎ハコの「花枕」だけど、情景が目に浮かぶように怖い。
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テーマ:樹木・花木 - ジャンル:趣味・実用

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