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理系・文系を重ねて見る光景は
ニホンカワウソだけではない絶滅種の多様
1970年代に目撃されたのを最後に絶滅したとされる、「ニホンカワウソ」が38年ぶりに発見されたという対馬。
日本固有種であるニホンカワウソなのか、それともユーラシア大陸全域に広く分布しているユーラシアカワウソなのか、まだ不明ながら、どうもユーラシア由来のような感じですね。
すでに環境省は絶滅の恐れのある野生生物を列挙した「第4次レッドリスト」でニホンカワウソを「絶滅種」に指定していて、まあ復活は難しそうです。

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しかし、やっぱり人間は哺乳類、可愛いものに愛着を持ちますね。
カワウソのような哺乳類以外の生物で絶滅したもの、あるいは植物なども絶滅種はいくらでもあるけど、それら多くのものには研究者以外はほとんど無関心。
絶滅の危機にあるのは文化などもそうで、たとえば言語などもグローバル化の波に飲み込まれて恐ろしい勢いで失われているらしいけど、そんな声は小さく、声が届くことがあっても何も変わらず、むしろ加速されるばかり。
グローバル化やフラット化が生物の種の多様性、文明や文化の多様さを知らしめてくれたけど、それ故にまた独特の固有な種や文化・文明を危機に追いやる矛盾。
言語も英語、スペイン語、中国語に圧倒されつつあって、日本語だってけっこう危ないんだけど、日本語は文字としても発音としても可愛くてきれいだったりするのが意外な強みを持つかもしれない。
グローバルのなかで生き残るとは、いちだんと様々な生存競争にさらされるということなのだ。
自由で平等な世界は逆説的には固有の位置を奪うことを前提としている。
関係ないことじゃないよ、身近でも町の本屋、八百屋、金物屋、レコード店、鍛冶屋などかつて町の構成要因だったものが、どんどん別のものに切り替えられて絶滅していく。
モノそのものが失われるわけではないけど、モノはモノとしてあるだけではなく文化をも抱合している。
また同様に生物も固有に存在するだけでなく、生態系を形作り、その役割を担う。
経済的合理性はそこまでは慮ってくれないし、同様に地球も経済的合理性で回っているわけではない。

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厳しい生存競争の歴史。
いつか現生人類(ホモサピエンス)も絶滅リストに名を連ねる日がやって来る。
それがずっとずっと先でありますように。多様性とともに。

画像は絶滅哺乳類図鑑と「あらいぐまラスカル」。
やっぱりかわいいものに感情移入するけど、アライグマなどは野生化してけっこうなやっかいもの。
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