理系・文系を重ねて見る光景は
あまりにアーキテクチャな「秋の5連休案」、もしくは衆院解散
政府は「働き方改革」や「休み方改革」を掲げていて、まあ、「プレミアムフライデー」(プレ金)もその一例だけど、さっぱり浸透しないなか、さらには公立学校の長期休みを別の月に振り替え、大型連休を導入しようする「キッズウイーク」構想もありますね。
家族で過ごす時間を増やし、地域振興にもつなげようという狙いらしい。

デジタルな時代とはいえ、あまりにアーキテクチャな発想に偏りすぎではないだろうか。
(以下、再掲・再編集)
近くの公園にあった質素ながらいい感じの木製ベンチがいつのまにか、真ん中の部分に仕切られるように板が打ち付けられてしまったけれど、あれは仕切りではなく、どうも横になって1人で占有することを防ぐためのものらしい。
たしかにわがもの顔で占有する人がおり、注意するには勇気がいるし、ならば寝転がることを不可能にしてしまえということなのだが、しかし、時には疲れて横になったり、病気、障害の人もあるから自由度が高い方がいいに決まっている。
一部マナーが欠けるからといって、それを目安と整えていくのでは日本人の公徳心も風前の灯。
手っ取り早く問題を処理できるのかもしれないけど、利用する人が多いときは遠慮するというのが当たり前のマナー、本来の教育ではある。
アーキテクチャというのはもともと建築用語で建築物の構造や設計を意味したらしいけど、今でコンピュータの構造・設計思想にと主に使われ、さらには人間の行為を制約したりある方向へ誘導したりするようなウェブサイトやウェブコミュニティの構造、あるいは実際の社会の構造もアーキテクチャという。

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社会の設計を変えることで社会環境の物理的・生物的・社会的条件を操作し人間の行動を誘導するのは、なにか動物園のなかに囚われているみたいと思うけど、たしかに合理的ではあるのだ。
「ここは危険だから柵をつけましょうとか、監視カメラをつけましょう」というのは安全をはかるものだから異議は唱えにくいけど、やり過ぎれば、本来の人間の危険を知る能力や道徳とか規範は失われるような気がしますね。
「キッズウイーク」構想も「働き方改革」「休み方改革」というよさげな名分のもとにあるから怪しい。
人は堕ちやすいからね。
しかし、どうも世の中は自らアーキテクチャのなかに身を置くことを望んでいるようで、すべて社会が悪いのだという言い方も、アーキテクチャ世代の考え方になるのではないかなあ。
ガンダムが描くように地球連邦と、よりアーキテクチャにならざるを得ないスペースコロニーとではやはり対立することになるだろうし、技術・アーキテクチャにあまりに寄りかかると、「エリア11(イレブン)」(コードギアス)、家畜人ヤプーのように知らず知らず管理されてしまう…と思うのは悲観に過ぎるのだろうか。
まあ、まさに犬のような幸せもあるし、それもまた否定されるものでないけど。
家族と一緒に過ごすといっても、物理的な時間の問題ばかりではないと思うのだけどなあ。
と思っていたら、まさに政権維持のためのアーキテクチャな政治状況を読み取るような唐突な衆院解散となりますね。
解散の大義としてなかなかよさそうな名分が並ぶけど、「少子高齢化という最大の課題を克服するための大改革に挑戦する」ってなんだ。ずっと前からわかっていることじゃないか。
東南海地震など分からないことにずいぶん費用と時間を注ぎ込んだかと思えば、明確に分かっていた少子高齢化の問題、到来してしまってから大改革に挑戦するって。
これこそ、大地震などと違って、どのような方向性にしろ事前に十二分に対応、準備できたものなのだ。どうみても優先順位も科学的根拠も対応すべき課題はまず少子高齢化問題だった。
まあ、あまり並列に語るようなものではないけれど、どちらもタイミングよくニュースとなっていたので。
大義名分って都合よく抜き出すものなんだなあ。

画像は「アーキテクチャの生態系 情報環境はいかに設計されてきたか」
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