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理系・文系を重ねて見る光景は
思想が現実だった頃 「マイ・バック・ページ」
日本大アメリカンフットボール部の選手が関西学院大の選手を悪質な反則で負傷させた事件、その後の対応も危機管理学部まである大学とは思えぬ対応で、ずいぶんとイメージが悪化したのではないだろうか。
ずっと遡って日大闘争のころから少しも変わっていないとの発言も一部にあって、体育学部系が中枢を担っているのだね。
確かにあの頃にタイムスリップしたような体質を感じないでもない。
まあ、日大生でもなかったし、日大闘争もニュースでしか知らないんですけどね。

でも、あの頃はまだ、思想で現実が変革できると信じられた時代。
その革命には暴力も肯定され、いつか正義も逆転してしまった。
でも正義・愛国・平等など高邁な思想を掲げる大学人は、なぜこんなに間違うのか。
「人間は完全ではなく、善と同様に悪をも併せ持ち人間を限界的なものとするから、個人より社会・国家を、急進的な革命・改革より歴史・経験に積み重ねられた緩やかな改革をとなる」
という保守思想ではあのときの若者の魂の高鳴りは止められなかったけど、今やずいぶんと保守の時代となったというのに、まだ暴力的に抑えようとするのだなあ。

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純文学誌、論壇誌、今や絶滅種だけど、あの頃はちょっとした町の本屋にも並んでいたのだった。
もっとも眺めるだけで買いはしなかったけど。

【BOOK】一九七〇年転換期における『展望』を読む 思想が現実だった頃

戦後すぐに創刊された総合誌『展望』は、一時的な休刊を経て64年に復刊、78年まで刊行された。
社会が大きく変動した時代、なにが論じられていたのか。
編集委員が討議の上、各々のテーマを立て、重要論文をピックアップ。その意味を問う。
(著者)大澤 真幸・斎藤 美奈子・橋本 努・原 武史

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もう1冊。

【BOOK】それぞれの東京 昭和の町に生きた作家たち/川本三郎

川本三郎は文学だけではなく、映画など幅広く興味のある逍遥学派?の評論家なので、取り上げられた作家も多士に渡ります。
また川本三郎の自伝的小説『マイ・バック・ページ』(映画化もされた)にも当時の学生運動が痛ましくも鮮烈に描かれます。

明治・大正期にうまれ、昭和期に精力的に活躍した作家、詩人、映画監督、画家ら23人。震災や空襲、オリンピック、バブルと時代とともに大きく姿を変える東京で日々を過ごした彼らの暮らしと、変化し続ける東京の町並みの「いま」「むかし」を、町歩きの達人にして文芸評論家の川本三郎氏が綴ります。

日大のアメフトの話題からそれてしまったけど、日大も芸術学部など文系が主導するようになれば面白いのに。
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