FC2ブログ
理系・文系を重ねて見る光景は
皇居の森の多様な遺伝子
もう、ずいぶん前になるけど皇居の緑を多様な遺伝子に恵まれた「母なる森」として近郊の緑化に役立てる「母樹の森構想」提言し、宮内庁も天皇、皇后両陛下も関心を示されているというニュースがあったけど、どうなったのだろう。
昭和天皇は雑草を抜くのも嫌ったらしいから、見たことはないけど皇居の森には都会のなかで奇跡のような自然も残されているのか知れない。
生物学に造詣の深かった昭和天皇は粘菌研究で有名、自然保護運動にも熱心だった博物学者南方熊楠の進講も受けていて、時間も越えて話を続けさせたといいますからね。
また退位の決まった天皇陛下も魚類の研究で知られ、自然科学には造詣が深く、そういうこともあって「母樹の森構想」に興味を持たれたのでしょう。この辺りも引き継がれるといいのですが。
さて、この日、熊楠は粘菌を献上したのだが、献上した粘菌は桐の箱ではなくキャラメルの空き箱に入れてあった。
のちに昭和天皇はそのことを楽しげに語ったという。
僕はこのエピソードを聞くと「カリオストロの城」でルパンが塔に閉じ込められたクラリスに空の手からするすると万国旗と一輪の花を出したシーンを連想してしまうのだが、後日談があればクラリス姫ものちのち楽し気に語ったでありましょう。

DSC_1616.jpg

カリオストロ公国のほんとうの宝物がルパンも手を出せないローマの遺跡で、湖の底に隠されていたように、都会の中に残された皇居の森もほんとうに日本の宝物なのかもしれません。
しかし、戦争中などの貧しく痛ましい時代の記憶って、キャラメル(この世界の片隅に)、シベリア(風立ちぬ)サクマドロップス(火垂るの墓)など、意外なお菓子が印象的に残るものだなあ。
スポンサーサイト

テーマ:自然科学 - ジャンル:学問・文化・芸術

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック