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理系・文系を重ねて見る光景は
大女優 ヒロイン アイドルのスター性
女優ひとりが描かれるポスター・パンフレットともなれば、これはもう大スター。
すでに紹介したパンフレットもありますが、かつてパンフレットの表紙を飾った女優ですが誰だかわかりますか?
僕も学生時代は「スクリーン」「ロードショー」を買っていたけど、ヘップバーン、ドヌーブ、オリビア・ハッセー、ジャクリーヌ・ビセットなどの女優がよく表紙を飾っていた。

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僕の印象では邦画ではチラシ、ポスター、パンフレットなどで表紙を飾る大女優のものは意外になく、圧倒的に多くを占めるのはアイドルスターでしょう。
薬師丸ひろ子などはデビュー作からほとんど主演作は一人アップのものばかりですからね。
主演、共演が高倉健、松田優作であろうが、監督が著名な相米慎二、大林宣彦であろうが関係なく、少なくともチラシ、ポスター、パンフレットの表紙には作家性よりアイドルスター性が凌駕する。
まあ、凌駕できるほどでないとアイドルスターとは言えないのだろう。

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同じく角川映画の原田知世もそうで、内藤洋子、富田靖子、斉藤由貴もそんな感じだったな。

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山口百恵は初主演作「伊豆の踊子」は一人アップだったけど、次作以降はほぼ三浦友和とのツーショットになった。
元祖アイドルともいわれる南沙織は歌手活動以外はほとんどなく唯一の映画出演作画が「喜劇花嫁戦争」。

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映画初出演作品とあって、今後も望まれていたのだろうけど、最初で最後の出演映画となった。
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テーマ:昔の映画 - ジャンル:映画

マルキ・ド・サド演出、シャラントン精神病院患者出演、ジャン=ポール・マラーの迫害と暗殺
この映画チラシで初めて知ったのだが、マルキ・ド・サドは精神病院に入れられた時に病院内で演劇の脚本・演出をやっていたらしい。もし本当であれば、ちょっと乱暴に言葉を端折るけど、狂人が狂人たちを演出し、それを常人が鑑賞・観察するっていうのも、たとえ治療の一環としても全体が狂気に包まれている気もしますね。
映画「まぼろしの市街戦」(もう記憶も風化してしまっているけれど)も、戦時下での正常と異常の違い、隔離されるものとされないものを問うもので、それはまさにまぼろしのように危うく不確かなものだった。

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映画「MASH マッシュ」なども戦争のような異常下では何が正しいのか混沌としたブラックな世界が描かれ、映画「カッコーの巣の上で」においてはロボトミーまで行なって、正常の名のもとに人間性を奪い取ろうとし震撼させたけど、今では外科的手法を得ずとも、監視社会のもとに誰にも知られず誰にも気づかれず、そういうことができて、それは組織ぐるみ・国家ぐるみならなおさらで、もうそうなると先の狂人が狂人たちを演出し、それを常人が鑑賞・観察するつもりも全体が狂気の渦に包まれているといってもおかしくない。

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映画「Wの悲劇」も二重構造の悲劇となっていたけど、演技する者しない者、正常と異常、隔離されるものとされないもの…は無限構造の悲劇でもあるようで、嵌ってしまえば底なしの迷宮なのかもしれない。
人はそれぞれにも多層な精神構造を持ち、社会・国家はさらに多層な構造を積み重ね、それは入れ子構造にもなって…。
いかん、いかん、変な妄想に囚われそうだぞ。

テーマ:医療・病気・治療 - ジャンル:心と身体

戦争映画 砂漠の鬼将軍 硫黄島の砂 大脱走
三谷幸喜がいちばん好きな映画は「大脱走」と言っていたけど、僕もそうかもしれない。
戦争映画は大作も多く「史上最大の作戦」「パットン戦車軍団」「ナバロンの要塞」など様々にあって、もちろん悲惨な戦争映画でもあっても、とりわけ勝者側から見ればよくできたエンタテインメントでもあるからだ。

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こちらの「硫黄島の砂」「砂漠の鬼将軍」などもずいぶん昔の映画で、未見なのでよくわからないもののそんな感じもあるのだろうか。硫黄島の星条旗の写真でもよく知られる戦いだけど、ふつうならその絵が描かれそうなものだけど、さすがにまだ戦後間もない日本としては表紙には描けなかったのかもしれない。
「砂漠の鬼将軍」は砂漠の狐と言われたドイツのロンメル将軍のことで、こちらも敵将ながら名将として名をはせている。

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「プラトーン」「ジョニーは戦場に行った」[ ディア・ハンター」「プライベートライアン」みたいなものもいいけど、あまりにテーマが重すぎて見にも行ってくれないのでは、その意図も絵に描いた餅ですからね。
実際、人類始まって以来、延々と、おそらくこれからも永劫に繰り返される戦争には悲惨な思いだけではなく、なにかしら公にも私にもつまびらかにはできない密かな高揚感もあったりもするからだ。
想像とリアル、正気と狂気は人間の併せ持つものであり、時に混じりあい高揚をもたらす。人は社会の中で自らを律し、また国家は法や徳などをもって政治・経済・社会を統べるのだが、時に熱病のごとく沸き起こる狂気の波に飲み込まれてしまうのかと。
あまり正気にも走らず、もちろん狂気にもとらわれず、ちょっとユーモアもあり、ちょっと皮肉で、エンタテインメントなものが戦争映画としてはいいのかもしれない、「大脱走」とか。
「MASH」くらいにブラックが効きすぎると好みの問題も出て来るかもしれないけど。

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絵の映画ポスター、パンフレットのいろいろ
前にも野口久光の映画ポスターを一部紹介したけど、絵のポスターは画風は変わっても今もけっこうありますね。
やはり、想像力を強く掻き立てるようなSF、ホラー、パニックものが多いような気がします。
以下はすべて映画チラシから。

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「2001年宇宙の旅」は何度見てもいい構図だなあ。「荒鷲の要塞」や「グリース」などは写真でもいいような気がするけど、絵はやはりイメージをより喚起させるからなあ。
「ソイレント・グリーン」は今ならもっとリアルに感じられる人口爆発、食糧危機、国家・巨大企業による管理社会などを描くもので、「2001年宇宙の旅」の「ツァラトゥストラはかく語りき」(リヒャルト・シュトラウス)のように、この映画でもベートーベンの「田園」が効果的に使われます。
「ソイジョイ」なんて最初知ったときはドキッとした!?

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けっこう、車が描かれるのもありますね。「ガントレット」なども確か絵のがあって、車って描いてみたくなるのもしれない。
クリント・イーストウッドは「夕陽のガンマン」「荒鷲の要塞」「アルカトラズからの脱出」「ガントレット」「ダーティーファイター」などけっこう絵のが多いような気がするけど、絵になる顔なのだろうか。

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邦画ももちろんあります。
「新幹線大爆破」は内容が内容だけに当時の国鉄の協力が得られなかったというから絵になったのでしょう。
「グリズリー」の極端な大きさは恐怖の程を示す表現でもあるけど、「土佐の一本釣り」のマグロもでかい。
日本の絵にはリアルの中にもマンガ的表現もうまく取り入れられることも多いような気もします。

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超音ジェット機 空、宇宙への憧れ トップガン
「紅の豚」ではないけど、やはり男は空に憧れるもので、ということで映画「超音ジェット機」です。
超音とはあまり聞かない言葉だけど、たぶん、まだマッハなどが馴染みのない頃で、そのまま音さえも超えるジェット機という、スピードに魅せられた男たちを描くのだろうなあ(もちろん、未見なので)。
まあ、コックピットには女性も搭乗していますが。

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下の画像は1957年の児童年鑑に載っていた「もしも星へ行けたら」という図解で、鉄道、ジェット機、ロケットの3パターンが載っていて、当時の最先端の高速の乗り物で月や太陽などの星までの時間が比較されている。
映画「超音ジェット機」はちょうどその頃の映画でロケットはまだ人の乗るものでなかったし(この図鑑ではジェット機はロケット機と表記され、ロケットはドイツのV2号の設定となっている)、人が乗るものとしてはジェット機こそが最高速のものだった。

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でも、僕がこの図で目が惹かれたものは鉄道で、「銀河鉄道999」より以前に、こんな月や太陽に向かって走る鉄道のイメージ画があったのだ。松本零士も見たのかもしれない。
月まで80日間か、「80日間世界一周」を思えば長くもない!?けど、太陽への85年4か月ではほぼ平均寿命だからなあ。
そんな戦後間もないころの夢もいまや科学技術の進歩で宇宙への旅も現実となりつつある。
それにしても剛力なんて宇宙への旅のパートナーとして守護神のような最強の名前だったんだけどなあ。

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こちらは「トップガン」より。34年の時を経て、今年「トップガン2」が公開予定。
さらに速度は上がるのだろうけれど、人間は地球の重力を離れてどこまで耐えらえるのだろうか。 
少し栗本薫の「レダ」のワンフレーズを思い出しながら。

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西部劇のさまざま シェーン 荒野の用心棒 怒りの荒野
今やさっぱり制作されることの少なくなった西部劇です。
とりわけインディアンものとか貧しいメキシコ人などがいたぶられるようなものがなくなったのは人権問題が強く意識されるようになったからだけど、僕の子供の頃はそんなことは頭の隅にもなく単純に楽しんで見ていた。
また「シェーン」などは舞台を西部劇に移した古き良きアメリカの家族劇でもあります。

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西部劇が廃れたもう一つの理由としては放射能の被爆の問題もあるかもしれない。
西部劇は核実験で汚染された場所での撮影も多かったらしく、癌で亡くなったスティーブ・マックイーンも「荒野の七人」「ネバダ・スミス」など西部劇にも主演していて、ネバダ州はまさにアメリカの核実験場なったところ。
もっともマックイーンの直接の死因となった癌、腫瘍はアスべストによる中皮腫で、海兵隊時代の戦艦(船室の内装にアスベストが使用された)、またレースマニアだったから当時使われたアスベスト製の耐火服・耐熱フェイスマスクなどの影響ともあったという。
『砲艦サンパブロ』や『タワーリングインフェルノ』『栄光のル・マン』なども少しアスベストな感じもしますね。

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ということで?「駅馬車」などのアメリカ西部劇の時代は終わり、マカロニウエスタンに変わっていくのだけど、これも大きな時代の流れには逆らえず廃れてしまった。
今は監督としても俳優としても巨匠、名優のクリント・イーストウッドも「荒野の用心棒」「夕陽のガンマン」など、マカロニウエスタンで名をはせたのだけど。

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基本、マカロニウエスタンは非情ですからね。
マカロニウエスタンの代表的スターのジュリアーノ・ジェンマ、リー・ヴァン・クリーフが共演した名作「怒りの荒野」は非情たるゆえんともいえるガンマン十戒が出てきます。
若いスコット(ジュリアーノ・ジェンマ)が老練で悪党・凄腕のタルビー(リー・ヴァン・クリーフ)から早撃ちのレッスンを受けるのが「ガンマン十戒」。

一 決して他人にものを頼むな
二 決して他人を信用するな
三 決して銃と標的の間に立つな
四 パンチは弾と同じだ。最初の一発で勝負が決まる。
五 傷を負わせたら殺せ。見逃せば自分が殺される。
六 危険な時ほどよく狙え。
七 縄を解く前には武器を取り上げろ。
八 相手には必要な弾しか渡すな。
九 挑戦されたら逃げるな。全てを失う事になる。
十 殺しは覚えたらやめられない。

空怖ろしくもあるけど、真理でもあるようで、なお怖ろしい。
ガンマンひとりではなく、リーダーだったら、なおなお怖ろしい。
映画のなかだけであってほしいものです。
まあ、字句通りではなくこれくらいの気持ちで臨めということなのでしょうが。

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日本では「シェーン」に題材をとった「遥かなる山の呼び声」が映画やドラマで制作されて、いちばん、日本がその伝統を引き継いでいるのかも。

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見事な!?映画マッチング広告
パンフレットの広告で思わず、唸ったのがこれ。

「嵐が丘」の裏表紙にあったタケダの頭痛薬「ソボリン」。
「ソボリン」は全く知らないけど、知識人の頭痛薬というキャッチコピーがすごい。
普段から使われていたキャッチコピーなのかどうか分からないけど、ブロンテの「嵐が丘」を見るような人は、まあ知識人が多いだろうし、またパンフレットの絵が極度の頭痛持ちのようじゃないですか。
映画に沿った重厚な絵であり、それが広告にも沿うという稀有な映画パンフレット。
まあ、知識人以外は必要でないでしょうみたいなやや上から目線も気になりますが、昔のことだからなあ。
このタケダ製薬「イヴの総て」のパンフレットにも広告があり、こちららビタミン剤の「パンビタン」。
こちらは飲んだことはないけど聞き覚えがありますね。
こちらも表紙の6人の絵に6ツのビタミンとあって、これも合わせたのかなあ。
こんな細やかな広報戦略もあってタケダは今や国内トップ、世界的製薬メーカーになった!?
しかし、「イヴの総て」、英語表記だけで邦題が載っていないのはなぜ!?
知識人相手ゆえか、凡人に邦題に訳せとばかりに頭痛を誘うためか!?

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製薬メーカーって、基本的に開発から発売後も長いスパンでものを考えるのだろうから、CMでも番組でも長いのが多くなるのはそういう企業理念あってのことなのかなあ。
シオノギの「ミュージックフェア」などもそうですが、いまではそれもなかなか難しい時代になってしまった。
山本美月もシオノギとはいいCMを受けましたね。きっと長続きするぞ。
僕は頭痛の時などはシオノギのセデスを服用した。
こちらのキャッチコピーは「痛くなったらすぐセデス」で、知識人でなくても使えますからね!?

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男女の構図 映画パンフレット
みたび、昔のパンフレットからです。
恋愛映画はやはり映画の王道で、とりわけ女性にとってはさまざまに憧れともなるのでしょう。
恋愛映画のパンフレットを見ると化粧品など、圧倒的に女性用の広告が多く、おしゃれに関するものが多いですからね。

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圧倒的に多いのが黒龍堂の特殊薬効クリームの黒龍で、なかには美肌(作・深尾須磨子)なる詩を添えた広告もある。
光が甘える 薔薇の肌 風雪になめされた林檎の肌 人魚が見惚れる 人魚の肌
それらが生まれる黒龍の神秘に かがやいている鏡の中の あなたの肌

ポスターやパンフレットの構図となると体格差もあって男性側がやや上になって女性を抱えるような構図が多いけど、「終着駅」のようにたまに女性が男性を抱えるのもあって、今ならこういう構図のほうが多いのかもしれない。
しかし、みんな大人で、ゆえに官能も香りますね。

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日本も大人の恋愛ものも多いけど、最近は少年少女を描くものが多くなってきた。
もちろん昔も少年少女の初恋を描くようなものもあって、映画やドラマでアイドルスターの登竜門のように繰り返し映画化されるものがあった。
「伊豆の踊子」(吉永小百合、内藤洋子、山口百恵他)「潮騒」(青山京子、吉永小百合、堀ちえみ、あまちゃん!?他)「陽の当たる坂道」(北原三枝、十朱幸代、檀ふみ、芦川いずみ、沢口靖子他)「あいつとわたし」(芦川いずみ、檀ふみ、松原智恵子、中山美穂他)「野菊の墓」(有田紀子、竹井みどり、山口百恵、松田聖子他)、あるいは「時をかける少女」(原田知世、島田淳子、仲里依紗、南野陽子、内田有紀、黒島結菜、アニメ他)のような作品が時を変えて、スターを変えて作られます。
初恋、青春は一瞬でもあるけど永遠でもあるのだなあ。

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邦画の男女の構図は山口百恵・三浦友和コンビでまとめてみたけど、まあ、百恵ちゃんがメインとなるな

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こちらは2本立ての場合で男女というより、メイン映画がどちらかということになって、日本は左上右下が基本らしいので逆のような気もするけど、正面から向かってということなのかな!?西洋では逆みたいだし。はて、3人の場合は?

最近、久しぶりに大人の恋愛映画があった。
「マチネの終わりに」だけど、主演の福山雅治が二人で100歳といっていたけど、とてもそうは思えない石田ゆり子でした。

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あけましておめでとうございます
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

最近はお正月の風景も変わって、お正月でもデパートもスーパーもコンビニもやっていてあまり普段と変わらない。
おせち料理などもそういうことを含めて、工夫されたものだったのだけどなあ。
もっとも働き方改革や人手不足もあって、お正月休むところも少しずつまた増えてきているらしいけど。
少子高齢化で人口減少が進んでいるのだから、そりゃあ無理だって、しんどいって。
今、老境にさしかかる団塊の世代があふれていた青年時代だって、お正月は休んでいた。
今は週休2日だの、3日だのといっても、日曜日や祝日、お正月なども均等でフラットな365日、24時間の中に置かれていて、一見、公平・効率的かもしれないけど、人間の生理として、自然の摂理としてはどうなのかなあ。
「ハレ」や「ケ」のメリハリがやはりあってこそ、不安定が安定するというか、躍動が生まれるという気もするんだけどなあ。
映画もテレビもお正月映画、お正月番組みたいなものはずいぶんなくなってしまったし。

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こんな感じが当時のお正月映画。ポケットカレンダーもあったな、それにしても丸越劇場、おぼえていますか?

さて、お正月気分で、筒井康隆のお面で福笑いでもしようか。それとも、「ちはやふる」ならぬ裏小倉(筒井康隆)。

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いずれも筒井康ファンクラブで発行されたもの

これやこの ゆくもかえるも これやこの しるもしらぬも ゆくもかえるも
などと、裏小倉を詠んで、元歌を取るという本歌取りならぬ元歌取り。もちろん、元歌は
これやこの 行くも帰るも 別れては 知るも知らぬも 逢坂の関(蝉丸)

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