fc2ブログ
理系・文系を重ねて見る光景は
日本の巨匠  伊福部昭生誕100年
先日の「題名のない音楽会」は「日本の巨匠  伊福部昭生誕100年」というものだった。
僕たちには「ゴジラ」の映画音楽でなじみの深い 伊福部昭先生ですよ。
しかし、やはり大作曲家だったのだなあ。
「日本狂詩曲」ではチェレブニン賞で1935年に1位を獲得し、厳正な国際的審査を通して初めて認められた日本の管弦楽作品だという。
作曲当時21歳だった。
当時日本の大部分の作曲家がヨーロッパ古典、ロマン派音楽に近づこうとしたのに対し、伊福部昭のアイヌ民族音楽に慣れ親しんだ土俗的で独創的な音楽が新鮮で斬新だったためと言われているらしい。
このあたりが伊福部さんのいう「真に国際的なものは民族主義的なもの」となるのだろうか。

img_763681_33427841_0.jpg

「ゴジラ」にもやはりそんな感じが!?
伊福部昭先生にインタビューする黛敏郎さんの映像を久しぶりに見たけど、やはりダンディであるな。
日経新聞の「私の履歴書」は小澤征爾さんが連載中だけど、やはり面白いなあ。
今でこそ思想もバラバラだけど、武満徹、黛敏郎、山本直純など作曲家だけでなく、三島由紀夫、石原慎太郎、大江健三郎など友人関係でどんどん出てきますね。
もしかしたらその頂点にいたのは伊福部昭先生だったのかも。
スポンサーサイト