理系・文系を重ねて見る光景は
書道 新幹線の旅行
TBS「プレバト!!」やマンガ「とめはねっ! 鈴里高校書道部」などの人気もあって、やはり書道は気になりますね。
「カルテット」で有朱ちゃんを見事に演じていた吉岡里帆もスタジオパークで書道八段という腕前を披露していたけど、いや、字が美しい人はうらやましい。
親の字を見ていて、字なんて大人になれば自然にうまく書けてくるものと子供の頃は思っていたけど、大間違い。
少女マンガも大好きだったせいか、男なのに丸文字風になったりもした。
昔の子供の習い事といえばそろばんか習字だったりしたけれど、今は昔。
ぼくも授業でやったくらいで褒められたことはなかったけど、でも好きだったのだろう。
新聞紙などにいっぱい書いていた覚えがありますね。
俳句の自由句ではないけど、自由に書けるのは楽しい。
でもやはり基本は必要で、その上での自由が楽しく、また美しくなるのだろう。
先日、実家で母と「父さんは字が上手かったよね」などと話していたら、母が何やら箱から大量の習字紙を出してきた。
お稽古ごとの発表会のプログラムの題字やら、なにかと頼まれたらしく、まあ、いろいろとってあること。
聞けば手引書はあったけど習ったことはまったくないという。
僕など「はて、これは?」と浅学菲才で読めもせず意味も分からない。

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こんな分かりやすいのもあった。1回くらいは行ったのだろうか、「新幹線の旅行」。
今ならロクに旅行も出来なかった苦労もわかるけど、時は戻らない。
うーむ、「新幹線の旅行」か。

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さて、書の達人では政治家の宮沢喜一元首相が有名だけど、記者が「政治家では他に誰が」とたずねたら「副島種臣、犬飼木堂、そして岸さんですかね」と答えた。
「いまの政治家、田中角栄、大平正芳さんらは?」、抑揚のない話し方で宮沢氏は「あなた、あれが書だと?」と答えたという。
宮沢喜一元首相は書の達人にして初代財務相でもあったけど、「財務省」の看板の揮毫は断ってしまった。
今の「財務省」の文字はコンピュータ作成によるものらしく、いやあ、達人はかくあるのか。
勝手に載せてしまって、父は怒るだろうか。まあ、母がどうぞってことだったので。
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つくし
ここ岐阜でも桜の開花宣言はあったし、卒業式や入学式など季節感あふれるのは、変化が目に見えて気持ちも切り替わったり、とりわけ春はわくわく心躍る季節ですね。
いつものように母からつくしがあるからとの連絡ももらった。
なぜか僕はつくし好きということになっていて(まあ、たしかに好きではあるのだが、あまり広言はできない!?)、今でも実家の母がこの季節になると、近場で摘んだつくしを袴もきれいに取って用意してくれるのだ。
僕が子供の頃、つくし取りが大好きだった事を覚えているのだ。ただ、つくしの袴取りがなあ。
広げた新聞紙に摘んできたつくしをどさりと置き、袴を取り始めるのだが、のびやかで袴も少なく取りやすいのもあれば、ちんまりとして袴がびっしりついたのもあって、僕たち子供は取りやすいのばかりを選ぶから、母は何も言わずびっしりと突いた袴を取っていた。指と爪の間は真っ黒にもなるしね。
種無しスイカも種無しブドウもいらないけど、袴なしつくしは熱望したな。
そんな袴も取ってくれるのだから、申し訳ないというかありがたいというか。

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しかし、もうつくしくらいではないか。明確に季節感のある野菜(野草ですかね)といえば。
かつては図表のように野菜、果実、魚介類は季節ごとの出回期というものが明確にあって、食卓でも明確に季節が感じられた。
今やいつでもように、さらには日本産以外の知らなかったようなものも山ほど出ていて、1年中変わらないような食生活となってしまった。昨日行ったスーパーにはなんとスイカもおいてあった。
いいんだか悪いんだか。
歳時記も今や言葉だけになりつつあり、季節感のある行事もクリスマス、お正月、ひなまつりなどあるけど、バレンタインデーや節分などはチョコレート、恵方巻きなどビジネス絡みの印象も強くなった。
さて、今日はつくしの卵とじ。春だなあ。
画像の図表は1952年児童年鑑より。
青春のいにしへの香り においの記憶
古代の日本人は「香り」に鈍感という説もあったらしい。
山紫水明の国土はいたるところに美しい川が流れ、爽やかな風が吹き抜ける…。
ほのかに香る花の香を歌にもにあれほど詠んてきたのにね。
自然の香りを尊ぶような環境が逆に鈍感という誤解を招いたのかもしれない。
ヨーロッパにおける香水の発展は匂い消しから始まったらしいからね。
あの栄華を極めたベルサイユ宮殿も実はオシッコ臭かったという。
自然な香りでなくてもたとえば「秋の日の図書館の ノートとインクのにおい」(学生時代 ペギー葉山)というもいい。
古本も時を重ねたような独特の匂いがあったり、新築の家の木の香りや畳の匂いもいいなあ。
ああ、青春のいにしえのにほひよ。

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それが今はどうでしょう。
暮らしがときめく30cmのハピネスな香りですよ。
汗もいい香りになってしまうというからなあ。
もう、野球部の女子マネジャーがエースのユニフォームを洗う時にちょっと匂いを嗅いで、「くさっ」っていう定番のシーンもなくなってしまうのか。
自然のありのままの、ふつうの生活とともにあった匂いが忘れ去られてしまいそうです。
「スニッファー嗅覚捜査官」にとっては厳しい時代なのか、それともやりやすい時代なのだろうか。
訃報 鳩山邦夫元法務大臣 蝶を愛する人の山脈は果てしなく続く
総務相や法相などを歴任した自民党の鳩山邦夫衆院議員がお亡くなりになりましたね。
ニュースでも見たのだけど、ずいぶん、恰幅がよかったはずだけど、やはり、ずいぶん痩せた印象だった。
「僕は日本で十指に入る蝶の研究家なんだよ」と力説してて、内心は政治家よりこちらのほうで評価されたほうが嬉しかったのかもしれない。
去年、NHKBSプレミアムで山と蝶に魅せられた写真家 田淵行男の人生を描くドキュメンタリードラマ「蝶の山脈」というのがあったけど、きっと熱心に見たのだろうなあ。
ということで、哀悼の意をこめて「蝶の山脈、蝶を愛する人の山脈」の再掲です。
NHKBSプレミアムで山と蝶に魅せられた写真家 田淵行男の人生を描くドキュメンタリードラマ「蝶の山脈」がきれいだった。
標高3000m級の北アルプスを舞台に希少な高山蝶を見つめ続けた写真家・田淵行男の破天荒な生涯。貴重な証言ドキュメントと大自然の映像美。平岳大、奥貫薫がともに変人、慎ましやかな印象のままに好演。
蝶好きはマニアックと世評が決まっているけど?、まさに原点はこの人でありました。
他にも「変質者の代名詞のような蝶のコレクター」といわれなき中傷を受けたこともある元法務大臣鳩山邦夫氏は『チョウを飼う日々』という本まで出しているし、蝶のためならどこまでもの「舞うチョウ追う能楽師」山本東次郎氏もいる。
蝶といわず昆虫好きには、北杜夫、養老孟司、宮崎駿などあまたいるけど、みんな変わり者風で、映画・ドラマや小説で描かれても「コレクター」「羊たちの沈黙」の変質者の印象が強くあって、「相棒」「金田一少年の事件簿」などでもマニアックなエピソードで登場する。
やはり、蝶好きだった岸田森は「怪奇大作戦」で変人の面目躍如とばかりに頭脳明晰で冷血なほどの科学の信奉者牧史郎を演じ、奇しくも「人喰い蛾」というエピソードもあった。(蛾であって蝶ではありませんが)。
アサギマダラは1000キロも移動した記録もあり、蝶は美しいだけでなく不可思議な知的好奇心も呼び覚まし、ローレンツの『予測可能性ーブラジルでの蝶の羽ばたきはテキサスでトルネードを引き起こすか』というバタフライ効果、宇宙にすら蝶のような惑星状星雲を見出します。
僕なんかも科学的にはありえない漆黒の宇宙にひらひらと舞い、進む蝶を何度も夢想した。美しいでしょう!?
「チョウたちの時間」(山田正紀、SFです)「チョウはなぜ飛ぶか」(日高敏隆)などもわくわくして読みましたね。

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映画「西部戦線異状なし」の美しくも衝撃的なラストシーンも象徴的で、蝶だからこそ、なお焼き付く。
なお、岐阜市には日本でも珍しい昆虫専門の「名和昆虫博物館」があります。
春の女神と言えばギフチョウですからね。
田淵行男さんも写真家で昆虫・博物学者ではなかったけど、先のマニアックな方々をはじめ、昆虫の博物学については日本のアマチュアの水準はきわめて高いらしく、「世界のゼフィルス大図鑑」(世界のミドリシジミチョウを網羅し、幼虫や卵、生態まで含めて、さまざまな知見を集め、そのため数十年間、著者はアジアの奥地を渉猟して回った)という蝶のアマチュア研究家小岩屋敏さんのすごい図鑑もあるみたいですよ。
まあ、なんといっても田淵行男さんを支え続けた奥さまがすごいのですが。
蝶を愛する人の山脈は果てしなく続きます。ご安心を。

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タモリ倶楽部の地理女と合コン、地図の愉しみ
「タモリ倶楽部」はやはり面白い。今回あったのはお茶の水大学の地理女と合コン企画。
うーむ、こんな合コン企画もあるのだな。
また、この地理女がすごい。さすがは茶の水大学で、ハンパな地理好きレベルではなかった。
初っ端から国道好きな地理女で、なかでも299号線が大好きだという。なんとなれば「こんなに峠のある国道ってないじゃないですか」って。いやあ、インドアの僕には全く分からない。
ほか、坂道、青山霊園、高低差、地図パズル好きなどぞくぞく。
地理ネタでこれほど盛り上がるとはオタクにとって大いなる希望でもあれけれど、タモリならではかもしれぬ。
ブラタモリSPで地理女との合ハイ企画はどうだ(古いなあ)、でもまあ、希少な存在なのでしょうね。
合コンのゲームも可愛らしい。その名も「可愛い地名ゲーム」。
かわいいと思う地名を挙げていくというだけの単純明快なゲームで、「留萌」やら「小鹿野」あたりから、「高津区」なんて微妙なものもきちんと説明できればOK。

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岐阜あたりの可愛い地名なら加子母村なんかどうかしらん。
僕も地図帳などを見るのが好きだったけど、とても敵わない。
こちらは1952年版の児童年鑑から中部地方の地図。まあ、地図の精度はともかく、各地の名所、名産が色刷りの絵で記載されていて、黄門様の諸国漫遊の旅を共にする、うっかり 八兵衛が楽しみに読むような地図です。
岐阜に描かれているのは鵜飼、下呂温泉、提灯、傘、刃物、和紙などなど。
ほかにも古生代からの歴史、もしも星に行くことができたならなど、子供の好奇心をそそるような絵や読み物がいっぱいで、これは年長の従兄の置き土産だったけど、読みふけったなあ。
しかも、時代背景もあったのだろうけれど、平和条約、安全保障条約和条約、国際連合憲章、人権宣言、日本国憲法なども載っていますからね。
ここまで児童年鑑に載せますか、すごいですね。このあたりの話はまたいずれ。

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