理系・文系を重ねて見る光景は
僕のおたく道「集合体」の解体
というわけで、そのほかにいろいろ興味はあったりして、けっこうなオタクの迷い道ともいえるのだが、前にも書いたとおり事情があって本など自分が趣味で集めたものを整理している。
なにも「断捨離」をしているわけでもないのだけど、それでもある程度は整理をしていくわけで、ちょっと自己解体のような気もするのだ。
映画やドラマ、アイドルやマンガ・アニメ、あるいは本など個別でカテゴリーでもわけられるのだが、僕のなかではむろん関連付けられてひとつのものとして存在するのであって、バラバラにされると意味を失ってしまうような気がしないでもない。
このブログでもそうでカテゴリーを絞ったほうがいいらしいのだが、まあ、自分でもいくらなんでもあちこちに飛びすぎで、きっとまずいんだろうとも思うけれど、しかたがない。自由にやりたいのだから。
モノは解体されていっても自分の中で積み重ねられたものはそのままにあるのだ。
まあ、といっても忘れ去られ、放置されていたものを再発見、整理していく作業でもあるのはこのブログでもわかりますね。

syumizatta.jpg

斉藤由貴などが一つのイメージだろうか。
僕のなかでは斉藤由貴を起点として、アイドル(スケバン刑事)・マンガ(漫研出身)・文学(エッセイ連載)・宗教(サブカル)・恋愛(妄想・暴走?)など見事にあらゆるおたく要素にリンクしているようで興味が尽きない存在。
斉藤由貴はあのまま、まるごとで斉藤由貴なのだ。
スキャンダルで、あの壊れやすくしなやかでどこにもない斉藤由貴が解体なぞされませんように。

saitou1.jpg

斉藤由貴をチェックしていると「月刊カドカワ」まで買っちゃうからなあ。

syodana.jpg syodana1.jpg

書棚はだいぶ整理されてきて、後ろの本も見えるようになった。雑誌がまた大変なんだよなあ。
大本命の映画関連はまたいずれ。
スポンサーサイト

テーマ:日本文化 - ジャンル:学問・文化・芸術

僕のおたく道「映画」
「ねとらぼ」の記事より。
ハリウッド映画の代表的なキャッチコピー「全米が泣いた」。数多くの作品で使用されている定番のフレーズとして知られており、ここから派生した「全俺が泣いた」などのネットスラングも誕生しています。ところで、誰もが何度も耳にしているこのコピー、いったいいつから存在するのでしょうか。初めて全米を泣かせた映画を突き止めるべく、体当たりで調査してみました。調査にあたって気になったのは、そもそも「全米が泣いた」映画の元祖を知っている人物は存在しないのかという疑問です。
というのも、ネット上では「全米が泣いた」作品として「タイタニック」「ミリオンダラー・ベイビー」「アルマゲドン」「ロング・ウェイ・ホーム」などが紹介。Google検索の「関連する検索キーワード」に「全米 泣きすぎ」が入っていることに、納得してしまうほどの作品数が掲げられています。日本人は、日本人が泣いた映画よりもアメリカ人が泣いた映画に詳しいのではないかと思わざるを得ないくらい、キャッチコピーとして浸透しているのです。しかし、このコピーを使用した最初の作品は何なのかという問題になると、話は別。「とにかく有名で、昔からよく使われている」くらいのぼんやりした情報ばかりで、詳細については分かりません。

大手映画配給会社、映画関連の出版社、映画パンフレット販売店にも取材し、いずれも「分からない」との回答だったらしいけど、映画館そのものにも取材してほしかったなあ。昭和の頃は映画館自体が独自に新聞広告を打ったりしていたのだ。
もちろん配給会社からの宣伝材料をもとに作るのだが独自の文言を入れるところもあった。
映画好きが作るのだからね。
映画配給会社の宣伝部も映画好きが揃っているだろうけれど、あっちは邦題を付けられるという、もっとも魅力的なことができるからなあ。

koukoku5.jpgkoukoku4.jpgkoukoku3.jpg 
koukoku1.jpgkoukoku2.jpgkoukoku7.jpg

画像は当時の夕刊紙にあった各劇場の広告。週末の夕刊にはよく劇場広告があったのだ。
名古屋地区は2本立興行だったから、同時上映に共通する惹句の文言はオリジナルですね。
「黒いジャガー・刑事キャレラ10+1の追撃」の「抜群に面白い!唸る2大アクション!!」や「恋人たちのメロディー・雨のパスポート」の「ヤングのあなたが待っていたおしゃれな2本立!」などがそうですね。
「ラムの大通り・デカメロン」などは「思いっきり豪華で陽気な愛と夢と冒険をエロやかに謳いあげました!」というよくわからないものになったのは、ちょっと無理やりな2本立てだから苦労したのだろう。
余談だけど「白い肌の異常な夜」もとてもクリント・イーストウッドの主演とは思えない。
なかなか映画館に映画を見に行くことはこの頃は出来なかったから、こんなのをスクラップしていたのだね。

koukoku6.jpg

大学卒業後、就職先が見つからなかった僕は地方の映画興行会社に飛込みで入った。
映画館は衰退期で2番館の担当時にはこんな自虐的なシネガイドを作った。
もうほとんど遊んでいて、ウルトラマンからのウルトラスラッシュが劇場名に当たって傾かせている。
このあと、実際閉館したんだけどね。
まあ、それはともかく。
「キネマ旬報」なども駆使して調べた「ねとらぼ」によれば

・1965年に宣伝されていた映画「わかれ道」が、「全米が泣いた」作品の元祖である可能性
・「全○○が○○する」という表現自体は1950年代には存在し、「全米が泣いた」に近いコピーは60年代には使われている。しかし、「全米が泣いた」をそのまま使った映画広告は見つけることができなかった
・大事なことなので2回言いますが、日本人が思っているよりも、全米は泣かない

ということらしい。
僕もスクラップブックをひとあたり見たけど(スクラップブックも多くはなくなってしまったけど)、そういうのはなくて、全米というよりむしろ「ヨーロッパを感動の渦に巻き込んだ」(ベニスの愛)というようにヨーロッパ映画が愛とか感動は多かったのではないかなあ。まだ前売り券が500円で買えた頃。

テーマ:洋画 - ジャンル:映画

薬師丸ひろ子が薬師丸博子だった頃
筒井康隆の鳴門元号サイン本に続くお宝シリーズです!?
まあ、僕個人の思い入れだけなんですけどね。
いや、僕もマンガやアニメからアイドル、映画、ドラマ、切手、雑学など、たいていのオタクだったと自負!?するのだけど、なかでもアイドル女優・歌手ファンとしては内藤洋子に始まり(少し遡って芦川いずみってのもある)、吉沢京子、富田靖子、斉藤由貴、浅田美代子、原田知世、石田ひかりなどと続き、今もなお綾瀬はるか、堀北真希、吉高由里子とキリがなかったりするなあ。
それでも誰か一人というなら、やはり薬師丸ひろ子に止めをさす。
映画やドラマはほとんど見たし、まあ、同時代として動き、集めやすかったということもあるけど。
といっても岐阜を出ることはなかったから限界もあったはずだけど、それでも映画ポスターなどずいぶん収集した。
角川の映画雑誌「バラエティ」も買っていたし、「セーラー服と機関銃」の公開時の一度きりの「オールナイト・ニッポン」も録音したからなあ。
なかでも、いちばんのお宝映画ポスターがこちら。
薬師丸ひろ子のデビュー作「野性の証明」の先行告知ポスターですが、わかりますか?

hiroko.jpg

ほら、アップでよく見てください。
薬師丸博子とあるでしょう。
そう、まだ芸名も決まっていなかった頃の超先行映画告知ポスターなのだ。
この大人びた表情にやられてしまったのだった。

hiroko2.jpg

追記
今ちょうどBSプレミアム「カバーズ」薬師丸ひろ子を見終わったところです。
デビューの頃は人見知りで挑戦的な写真ばかりと言っていたけど、このポスターもまさにそんな頃。
しかし、高倉健、相米慎二、松田優作、松任谷由美、松本隆、大滝詠一、井上陽水、宮藤官九郎、木皿泉など大物に愛されているなあ。
ゲストに石橋蓮司が出てきたのにはちょっとびっくり。あの石橋蓮司も薬師丸ひろ子の透明感あふれる声に癒されるか。
まあ、強面で気難しそうな印象もある蓮司さんだけど、映画「四十九日のレシピ」(地元岐阜でのロケ作品・タナダユキ監督作品)の岐阜での試写会ではタナダユキ監督と石橋蓮司さんがゲストで、舞台挨拶もあり、試写が終わって会場ロビーで来場者に握手までしてくれたのだった。

テーマ:俳優・女優 - ジャンル:映画

「若親分」(市川雷蔵)と「兵隊やくざ」(勝新太郎)
さあ、テーマがあちらこちらと飛ぶぞというわけで、今回は映画だよ。まあ、古いんだけどね。
市川雷蔵と勝新太郎というか、「若親分シリーズ」と「兵隊やくざシリーズ」ですね。
市川雷蔵は「眠狂四郎」や「忍びの者」、勝新太郎は「座頭市」「悪名」など、ともに大映の大スターだけど、印象はまるでちがいます。
分かりやすいのは、ほぼ同時期にスタートした市川雷蔵の「若親分シリーズ」、勝新太郎の「兵隊やくざシリーズ」でしょう。
僕はともに好きなのだけど(まあ、テレビで見たのですが)、やはり僕はどちらかといえば雷蔵派というか、いわば「海軍」対「陸軍」、または「スマートでかっこいい」対「汚く泥臭い」という構図でもあったからね。

heitaiy1.jpg

明治以来の日本の軍隊の伝統的イメージなのか、たいてい、こんな括りで映画など作られていた感じがしますね。
今でも軍隊ではないけど、陸自より海自や海保などの人気が高いのは(たぶんだけど)、この伝統が引き継がれているのだろうか。
まあ、実際、陸軍や陸自では泥にまみれるのだろうけれど。
最近ではアニメ「ガールズ&パンツァー」「艦隊これくしょん -艦これ-」などがあるけど、まったく別物になってしまったなあ。
「汚く泥臭い」は論外で、「スマートでかっこよく」、さらには「かわいい」ということなのか。
でも、現場は今も変わらず、やはり汚く泥臭く命がけなのだ。
映画もほんとうはこういう作品にこそ、戦争の真実が垣間見えたりするような気がするけどなあ。
まあ、戦争を知らない僕が言うのもなんだけど、時にはこんな作品も作らないと、リアルな現場が見えてこないぞ。
稲田前防衛大臣は映画はどちらも見ていなかったのだろうなあ。
戦争の正面を見据えるような「プライベート・ライアン」「プラトーン」「ディア・ハンター」「シンドラーのリスト」、あるいはエンタメ系の「ランボー」などでもいいけど、意外と「若親分シリーズ」や「兵隊やくざシリーズ」、洋画では「MASH」、「まぼろしの市街戦」といった作品のほうが、核心を突くこともあるんじゃないかなあ。
まあ、「若親分シリーズ」については雷蔵(元海軍士官)がかっこいいだけで、海軍は特に描かれることもないのだけどね。

テーマ:昔の映画 - ジャンル:映画

永遠の妹 内藤洋子
土屋太鳳ちゃんの映画「兄に愛されすぎて困ってます(兄こま)」がテレビドラマに続いて6月30日公開予定だけど、このテーマは少女マンガ定番のテーマでもあります。
まあ、少年漫画でも稀代の名作「みゆき」(あだち充)というのもあり、広く文学全般の普遍のテーマかもしれない。
ここでいつも問題になるのは?「恋人派」なのか「妹派」なのかということであるけど、まあ、日本の伝統から言えば「妹派」ということになるのだろうなあ。
僕の少年時代のアイドル女優は当時の東宝の2大清純派アイドル女優内藤洋子、酒井和歌子になるのだが、二人が共演したこの映画「兄貴の恋人」でもわかるとおり、内藤洋子は妹キャラ、酒井和歌子は恋人キャラで、僕はやはり妹派で、圧倒的に内藤陽子派だった。「みゆき」も若松みゆき派だったし。
あの「男はつらいよ」の寅さんだって、毎回、美女と恋に落ち、振られてしまうけど、あれは振られるというよりはむしろ振られるように振る舞うというか、妹さくらのもとにいつも帰りたいのだろう。
それはなにも日本だけではなくて、サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」だって、そうですからね。

anikinokoibito.jpg


さて、多くの妹キャラは生まれてきたのだが、僕がなかでも内藤洋子を唯一無二の妹キャラと思うのは、妹のときのみに輝き、潔く去ったキャラクターだったからだ。
テレビでは「氷点」「えり子とともに」、映画では「あこがれ」「伊豆の踊子」「育ちざかり」「娘ざかり」。
「娘ざかり」のわずか1年後、吉沢京子主演の「バツグン女子高校生 16才は感じちゃう」 が公開され、内藤洋子はこの映画で教師役となり、妹からの、自らの若き落葉を知るように去って行ってしまった。
永遠の妹たる内藤洋子に世代替わりを知らしめるような「バツグン女子高校生 16才は感じちゃう」 は残酷な映画だった。
いわば映画の内外にあった妹殺しの物語。
なかなか幸せにはなれないんだよ、妹的存在は。「君よ知るや南の国」のミニヨンとかね。
だから「みゆき」やテレビドラマ「青い鳥」のラストにはびっくりした。

ちなみに朝ドラ「ひよっこ」で「内藤洋子ならしかたない」「これだから男どもは…」というような話があったけど、「しかたない」というのは恋人というより、妹的な発想なのだろう。
「妹ならしかたない」でしょう!?

テーマ:邦画 - ジャンル:映画