理系・文系を重ねて見る光景は
日本の音、たとえば「雨音はショパンの調べ」
虫の声など日本人には風情を感じるものでも、外国人にとっては雑音としか聞こえないということもあるらしいですね。
風鈴の涼やかな音も、水琴窟などは思いもよらないのかもしれない。
美しい四季や自然に恵まれた環境は独自の感性を生み、磨かれ文化ともなった。もっとも豊かな自然は災害とも紙一重で、戦いながらもまた自然と共生、寄り添うものともなった。
山の色に、虫や鳥の声に季節の移ろいを感じ、自然とともに生きる自分を思い、生み出される感性の昇華ともいうべきかもしれないなあ。日本の音。
「雨音はショパンの調べ」なんて日本人しか思いつかないような気もするけど、どうなんだだろう。
まあ、外国にも「シェルブールの雨傘」とか「雨に歌えば」「悲しき雨音」などあるけど。
先日は「崖っぷちホテル」を見ていたら、雨で花火大会が中止を余儀されつつある中で、代用に雨空にカラフルな傘を目一杯並べ立てて、花火の美しさと花火の音を再現したけど、あれで喜ぶのは日本人くらい!?
でもトトロのように傘に落ちる雨音が楽しいってことはある。

ところで、少し発想は飛ぶけど(飛びすぎかもしれない)、この日本人の特有の美しい感性で平和憲法も裏打ちされるようなところはないだろうか。
いくら美しい音色と愛でていても、場所によっては鈴虫も松虫もいとも簡単に踏み潰され、風鈴も壊され打ち捨てられるのかもしれないと同様に、平和憲法も日本人のみに美しく読み継がれるものだとしたら…。
憲法は法律の基本だから情緒に流れるものではないけど、平和憲法という呼び名がすでに思いが込められているからなあ。
もちろん理解する人もあれば分からない人もあって、感性ばかりは人それぞれで分からない。
血で血を洗うような過酷な環境、飢餓など想像もつかない世界もあるのだ。
世界とは、宇宙とはそういう場所でもあるのだろう。
僕は日本の音の感性が大好きで、世界中がそうなればいいのにと願うけど。

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まあ、これは日本独自の感性なので左右関係なく誰でも、例えば安倍首相なども自分に合うような気着心地の良い音ばかり聴いていると、他の音が聞こえなかったり、雑音のように思えたり、あるいは存外、ショパンの調べのようにも変換されて聞こえているのかもしれない。
今日のBGMはカスケーズ「悲しき雨音」です。

日本の音 コロナ・ブックス161

雨、風、雷、波、虫の音などの自然の音から日常生活の音、節分や祭などの年中行事まで、日本独特の繊細な感性が生みだした音の表現。
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「半分、青い。」に始まる美少女のさまざま
少し前に「半分、青い。」に始まる「ベニスに死す」のタジオからの美少年…というの書いたのだけど、ここはやはり美少女も書いたおかないと。
僕はどちらかといえば美少女というよりかわいい感じの子が好きで、最初にファンになったのも内藤洋子で、当時は内藤洋子派と酒井和歌子派とファンを二分したものだが、僕は断然、内藤派だった。

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この「兄貴の恋人」でももちろん演じたのは妹で、だいたい僕のイメージでは日本ではとりわけ、美少女より少し個性的なかわいい子、そして妹キャラが好まれる傾向があるように思う。
「ねらわれた学園」でも生徒会長で美少女な高見沢みちるは長谷川麻砂美、ヒロインは三田村由佳の薬師丸ひろ子というように。
あるいは「みゆき「で鹿島みゆきより若松みゆきというように。
映画版の長谷川麻砂美で分かりにくければ、テレビ版の原田知世に対する伊藤かずえのように。やっぱりわかりにくいか。

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まあ、わかりやすい美少女といえば後藤久美子や観月ありさなどですかねえ。
NHKの少年ドラマシリーズで謎めいた美少女演じたテレサ野田あたりもそうで近づきがたいというか。
夏シーズンドラマでは石原さとみの「高嶺の花」が始まるけど、あまりの美は高嶺の花というか異界感、シールドされたような近づきがたさがあるのだ。
まあ、楽々と突破するやつもいれば、オタク少年のように女の子すべて近づきがたくあることもあるけど。
でも僕は美少女といえば美少年のとき佐藤祐介で紹介した「恋は緑の風の中」で大胆にデビューした原田美枝子ですね。
思わず大人びた裸体にも目が行ってしまうのだが、やはり美少女だったよなあ。そして、今もなお変わらず美しい。

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「半分、青い。」でもヒロインは個性的で妹キャラのすずめの永野芽郁で、清にはならないからね。

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外国人では「テス」のナスターシャ・キンスキーが美しかったなあ。

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「兼定 刀都・関の名工」岐阜県博物館
日本刀の話を書いたばかりなのだが、昨日、中日新聞の県内版にこんな記事が。

「刀剣女子、兼定展に続々」

知らなかったのだが、岐阜県博物館では「兼定 刀都・関の名工」というのをやっていて、先のランキングでも7位に入った新撰組副長土方歳三の愛刀「和泉守兼定」が展示され、会館以来初という展示室の外まで行列までできるほどの、刀剣女子が続々と訪れているらしい。

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ありがたいことに同館でも終戦後、連合国軍(GHQ)に接収され廃棄を免れた刀剣(赤羽刀)が170振りほどあり、研磨費用に苦労していたのだが、修復・保管に協力する女子も多く、万単位の寄付をする人もいたという。
以前にも下呂市金山の祖師野八幡神宮 に祀られる名刀 「祖師野丸(そしのまる)」 (県文化財の神刀)が、関市の研師の手によって往時の輝きを取り戻したことがあって(祖師野丸は源義朝の長男義平の愛刀で伯耆国大原の刀工 安綱の作で同神宮には村人を困らせていた妖怪を義平が退治した伝説とともに伝わる)、これも毎年、虫干しの8月に1日だけ公開していたのだが、長年の間に錆が全体にわたり、折れる心配もされるような状態だった。
これも折からの刀剣ブームで刀剣女子に情報が拡散、修復の運びとニュースになっていたから刀剣女子畏るべし。
赤羽刀は全国にも多数あり、どこも事情は同じだろうから、あるいはまだ知られぬ名刀などもこの機会に修復やら見つかるといいなあ。もっとも決して封印を解いてはならぬ妖刀もあるかもしれないけど。
展示は24日まで。

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『英雄たちの選択』日本刀の妖しい鍔鳴り
BSプレミアム『英雄たちの選択』は歴史の中の英雄たち、時には名もなき英雄も取り上げられ、様々な視点で解釈されて面白いのだが、先日はなんと日本人と刀剣の深い関係を徹底検証する「日本史を斬る!刀剣スペシャル」。
磯田道史の刀剣愛もチャンバラ少年に始まるのだね。
僕もここで何度も書いたように「隠密剣士」を嚆矢として「素浪人月影兵庫」「燃えよ剣」など、あまたの時代劇、忍者もの、アニメの「カムイ伝」なども見まくって、チャンバラ、忍者少年になり、一刀流、陰流、霞流、示現流、二天一流、宝蔵院流、新陰流、柳生新陰流、北辰一刀流などを妄想の中で極め免許皆伝、ついにはわが秘剣「位相微塵斬り」を編み出した。
その名の通り、見えざるものを斬るという秘剣中の秘剣なのだが、見えざるものを斬るので、斬れたかどうか証明出来ないのが利点でもあり、難点なのだが。
そして、剣術だけでなく、剣そのものに対しても興味がわいてくるのはやはり『南総里見八犬伝』。
「抜けば玉散る氷の刃」と来るからね。人を斬れば刀身についた血を洗い流すという妖刀「村雨」なのだ。
鍔鳴りがしてくるようではないか。
さて、「刀剣乱舞」というゲームが人気で実在した名刀の数々が擬人化(イケメン揃い)されていて、プレイする女子は「刀剣男子」を結成・強化していくというものもあって、こんな形で刀剣に脚光の当たる日が来るとは。
実際、女性でも日本刀の鍛鉄の輝きや独特の刃紋の美しさに惹かれ刀鍛冶を目指す人もいて、 さすがに刀鍛冶は腕力が必要で難しいけど、白銀師(日本刀のつかと刀身の間に取り付ける「はばき」を作る)や刀剣商、居合道、殺陣に興味を持ち、学ぶ女性がほんとうに増えてきているという。
人気ランキングは以下のとおりだけど、やっぱり沖田総司、土方歳三、坂本龍馬などの幕末、戦国の織田信長等の愛刀でしょうか。

1位 加州清光(1334)
2位 三日月宗近(943)
3位 山姥切国広(933)
4位 薬研藤四郎(724)
5位 同田貫正国(654)
6位 燭台切光忠(633)
7位 和泉守兼定(536)
8位 陸奥守吉行(533)

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アニメやゲームはともかく、本物の剣を見てしまうとやはりなおさら惹かれることにもなるらしい。
「大菩薩峠」の主人公 机竜之介のように名刀国広を手にして、「よく斬れそうじゃ」などど不気味につぶやいたりするけど、あまり感性豊かで虚無に囚われやすい人は控えたほうがいいかもしれない。
ここ岐阜の関市も「関の孫六』で有名ですが、あの三島由紀夫が手に入れた名刀というのが、兼定と並ぶ名工関の孫六 兼元。
まさに鍔鳴りがしたか…とすこし思ってしまうのは、実はなんらかの目的のために手に入れたわけでなく、手に入れてしまったがゆえに行為そのものが目的化したというような気もするのだ。
「大菩薩峠」をはじめとして時代小説のよくテーマともなるものですが。
さらに日本刀が魅了するのはあやかしばかりではなく、実は超ハイテクの優れものだったからかもしれない。
一般に金属は硬いほどもろく、柔らかいほど衝撃に強く、両立させるには金属を形作る結晶の制御が必要でより小さく、そして針状にして同じ方向に並べると硬くしなやかになるという。
物質・材料研究機構は超鉄鋼(従来の5倍の衝撃に耐えられる鉄鋼)を開発したが、どうやら日本刀にはそれら超鉄鋼やさまざまな先端技術が人間の手で実現されていたらしいのだ。
やはり圧倒的な技術や波紋の美しさなどがあやかしを覚えさせるのかもしれないですね。
以前『トリビアの泉』で「日本刀VSピストル」というのをやっていて(日本刀をほぼ垂直に固定しておき、その刀身の中央部に向かって水平に固定したピストルから弾を発射する)、日本刀とピストル、さてどっちが強いかというわけだけど、日本刀の圧勝だった。
銃弾は真っ二つに割れ、日本刀は刃こぼれひとつしなかった。
NHKではちょうど「鳴門秘帖」という伝奇物をやっているけど、やっぱり僕は田村正和かな。

画像は岐阜関鍛治伝承館で開催されたエヴァンゲリヲンと日本刀展のチラシ。
やはり先端を行くものと日本刀は合うんだよ。

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あなたのとりこ シルビー・バルタン
たまたま先日、NHKの「うたコン」を見ていたら、なんとシルビー・バルタンが。
「うたコン」ってライブで生歌だし、時には思いもかけない歌手も登場するので見逃せない(たまたまじゃないですね)。
でもシルビー・バルタン、本当に日本が好きなんでしょうね。47都道府県すべて行ったことがあるなんて言っていたぞ。
それもそのはず、日本はアイドル好きでかわいい文化ともいわれるけど、アイドルという言葉が日本で広く浸透したのはこの人のおかげではないかとも思うのだ。
デビュー曲で「アイドルを探せ」を歌い、アイドルという言葉とアイドルって探すものなんだということを教えてくれたし、外国人にしては小柄で可愛い人だった。
この引っ込み思案だった僕が名古屋市公会堂のコンサートに行ったくらいですからね。
もっともフランスの歌もけっこう時代を反映して、彼女も1970年にはプロテスタントソング「悲しみの兵士」を歌っている。
日本では「フランシーヌの場合は」が流行ったころ。

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いちばんヒットしたのはやはり「あなたのとりこ」。
今もテレビドラマやCM、映画でもよく使用されるのをみると、楽曲の良さはむろん、「あなたのとりこ」になったクリエーターが多かったのだろう。聞くとなにか元気になるのだった。
あとやはり気にかかるのは「バルタン」という名前ですね。
もちろんバルタン星人とは何も関係ないけど、いろんな意味で日本になじみの深い人となった。
タイガースもシルビーマイラブって歌っているし。違うか。
引っ越しで整理した折、映画「ジョニーはどこに」のプレスシートもあったのだが、どこに?

テーマ:洋楽 - ジャンル:音楽